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久保建英、華麗なファーストタッチ&ドリブルで逆転弾の起点に!! ソシエダが欧州CL圏内キープ

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オフサイドに終わったが、ゴールにも迫ったMF久保建英

[4.22 ラ・リーガ第30節 ソシエダ 2-1 ラージョ]

 ラ・リーガは22日、第30節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダラージョに2-1で逆転勝利した。UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)圏内の4位をキープ。久保は5試合ぶりにベンチスタートとなったが、後半36分に巧みなボールタッチで局面を打開し、決勝ゴールの起点となった。

 試合の立ち上がりから主導権を握ったのはソシエダ。前半12分、右サイドから攻め込んだFWミケル・オヤルサバルはドリブルからボールを奪われたものの、MFダビド・シルバが激しいプレッシャーで奪い返し、再びパスを受けたオヤルサバルがペナルティエリア内右から左足でネットを揺らした。だが、そこでVARが介入。シルバのボール奪取時にファウルがあったとしてゴールは認められなかった。

 その後はソシエダが決定機をなかなか活かすことができず、拮抗した展開に。すると後半11分、思わぬ形で試合が動いた。ソシエダは低い位置に降りたMFマルティン・スビメンディがいったん最終ラインにボールを戻したが、浮いたボールをDFジョン・パチェコがトラップミス。これを拾ったFWイシにフリーで持ち運ばれ、痛恨の先制点を献上した。

 ところが後半14分、ソシエダはすぐさま追いついた。DFアイエン・ムニョスがやや内側を攻め上がり、MFアンデル・バレネチェアとシルバがつないで左サイドを攻め込むと、再びパスを受けたA・ムニョスのハイクロスにFWアレクサンデル・セルロートが反応。195cmの長身を活かしてヘディングシュートを突き刺し、2月13日のエスパニョール戦(○3-2)以来2か月ぶりのゴールで同点に追いついた。

 そして後半17分、ソシエダはオヤルサバル、バレネチェア、MFミケル・メリノをベンチに下げ、久保、MFアシエル・イジャラメンディ、FWモハメド・アリ・チョーを投入。久保は4-3-3の右ウイングに入った。

 すると後半36分、ソシエダがついに逆転に成功した。起点となったのは久保。右サイドの低めでパスを受け、あえて浮かせるファーストタッチで対面の相手を華麗にかわすと、さらに寄せてきた2人を引き連れながら鋭くカットインし、横パスで局面を打開。そこから味方が左サイドを攻め込み、A・ムニョスのクロスに反応したFWカルロス・フェルナンデスが頭で合わせると、うまくミートしなかったボールが相手DFフロリアン・ルジューヌに当たってゴールマウスに吸い込まれた。

 記録はオウンゴールとなったが、直前に投入されたばかりのC・フェルナンデスはチームを救う大仕事。また久保も起点となるプレーで逆転弾に大きく貢献した。試合はそのままタイムアップ。今節は5位のベティスが敗れたため、ソシエダとの勝ち点差は6に広がっており、欧州CL出場に向けて大きな価値のある白星となった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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