マウリシオ・ポチェッティーノ氏のチェルシー監督就任が近づいているようだ。来週にも正式発表される可能性があるとイギリス『スカイ・スポーツ』が報じている。

　プレミアリーグで11位に位置するチェルシーは、シーズン序盤の昨年9月にトーマス・トゥヘル氏(現バイエルン監督)を解任。後任としてグレアム・ポッター氏を招聘したが、今月2日に成績不振で解任した。現在はクラブOBのフランク・ランパード氏が暫定で指揮を執り、契約期間は今季終了までとなっている。

　同メディアによると、チェルシーとポチェッティーノ氏の交渉では、選手補強やスタッフ構成などについても話し合われている模様。まだ正式契約には至っていないが、両者の間で交渉は前向きに進んでいるという。

　なお、新監督候補にはポチェッティーノ氏のほか、バーンリーを1部復帰に導いたビンセント・コンパニ監督なども挙がっていたとみられる。有力候補と噂されたバイエルン前監督のユリアン・ナーゲルスマン氏については、クラブとの交渉の結果、候補から外れたと同メディアは伝えた。

　ポチェッティーノ氏はこれまでエスパニョール、サウサンプトン、トッテナム、パリSGを指揮。トッテナム時代の2018-19シーズンにクラブを史上初のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝に導いた経験を持つ。昨季限りでパリSGの監督を解任された後は、フリーの状態が続いている。

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