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久保建英が古巣R・マドリーから決勝ゴール!! 自身初の欧州CL出場へまたも大仕事

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MF久保建英が古巣R・マドリーから決勝点

[5.2 ラ・リーガ第33節 ソシエダ 2-0 R・マドリー]

 ラ・リーガは2日、第33節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダレアル・マドリーを2-0で破った。昨季まで3シーズン在籍していた久保が決勝点。UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権獲得に向けて重要な大一番で見事に結果を出した。

 前節のオサスナ戦(○2-0)で今季7ゴール目を記録していた久保は2試合ぶりの先発出場。2019年夏にFC東京からフリーで加入し、今季ソシエダに完全移籍するまで在籍していたR・マドリーをホームで迎え撃った。

 対するR・マドリーは週末にコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝、来週ミッドウィークに欧州CL準決勝を控えている影響もあってか、一部ターンオーバー布陣。エースのFWカリム・ベンゼマ、負傷明けのMFルカ・モドリッチがベンチを外れ、出場停止のFWビニシウス・ジュニオールらとともに欠場した。

 試合序盤は拮抗した展開が続く中でもR・マドリーが決定機を連発。前半6分、MFオーレリアン・チュアメニの強烈なミドルシュートが枠内を襲うと、同9分にはMFトニ・クロースの左CKにDFエデル・ミリトンが頭で合わせる。だが、これらはいずれもGKアレックス・レミロが好セーブで阻んだ。

 するとその後は徐々にソシエダが押し返す。前半10分、カウンターに飛び出した久保のドリブル突破はDFダニエル・カルバハルに阻まれたが、同15分には久保が決定機を創出。右CKを鋭くゴール前に送り込むと、FWアレクサンデル・セルロートがフリックし、ファーサイドのMFマルティン・スビメンディがバー直撃のシュートを放った。

 ソシエダは前半19分にもビッグチャンス。スビメンディのロングフィードに反応したセルロートが右サイドを突破し、DFアントニオ・リュディガーを振り切ってフリーでペナルティエリア右まで侵入すると、折り返しのパスからMFダビド・シルバが左足で狙う。だが、これはGKティボー・クルトワのスーパーセーブに阻まれた。

 一方のR・マドリーも前半の終わり際、クロースのFKからミリトンがまたしても頭で狙うが、今度は枠を外れてしまう。そのまま0-0でハーフタイムを迎え、勝負の行方は後半に委ねられることになった。

 すると後半開始直後の2分、さっそくソシエダが試合を動かした。R・マドリーがゴールキックを起点にビルドアップし、右に開いたミリトンがバックパスを送ると、精度を欠いてクルトワにつながらない。これを見逃さなかったのが久保。鋭いスプリントでゴール前に流れたボールに反応し、左足ダイレクトで押し込んだ。

 久保は前節のオサスナ戦に続いて2試合連発。日本人のラ・リーガ最多得点記録を8に伸ばした。ゴール直後には古巣相手とあり、いったんはセレブレーションを抑えるジェスチャーも見せた久保だったが、コーナーフラッグに向けての膝スライディングで歓喜を爆発させた。

 ビハインドとなったR・マドリーは後半14分、低調のFWマリアーノ・ディアスに代わってFWアルバロ・ロドリゲスを入れ、反撃に出ようと試みたが、同16分にカルバハルが2枚目のイエローカードで退場。クロースを下げてDFルーカス・バスケスを投入し、4-4-1の布陣を組んだ。

 対するソシエダは選手交代を立て続けに行い、後半29分には久保とセルロートを交代。久保はホームの大観衆からスタンディングオベーションで見送られた。そして同40分、久保に代わってピッチに入ったMFアンデル・バレネチェアが右足カットインシュートで追加点。ソシエダが昨季王者から金星を挙げ、欧州CL出場権に向けてまた一歩前進した。


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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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