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鎌田大地の逆転弾でフランクフルトがDFBポカール決勝へ!! シュツットガルトは伊藤洋輝の“ハンド誘発”認められず惜しくも敗退

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MF鎌田大地が逆転ゴール

[5.2 DFBポカール準決勝 シュツットガルト 2-3 フランクフルト]

 DFBポカール(ドイツ国内杯)は2日、準決勝を行い、フランクフルトシュツットガルトを3-2で破った。日本人5人が登録メンバー入りを果たした中、今季限りで退団することが決まっているMF鎌田大地がゴールを挙げ、2017-18シーズン以来の決勝進出に貢献。決勝戦では連覇を狙うライプツィヒと対戦する。

 フランクフルトは鎌田とDF長谷部誠が先発し、シュツットガルトもDF伊藤洋輝とMF遠藤航が先発、MF原口元気がベンチ入りした日本人対決。試合は前半19分、シュツットガルトが右サイドを駆け上がったDFヨシュア・バグノマンのパスからFWティアゴ・トマスが決め、先制に成功した。

 それでも後半6分、フランクフルトはセットプレーの流れからDFクリストファー・レンツのクロスがファーに流れ、FWランダル・コロ・ムアニが折り返すと、DFエバン・エンディカが決めて同点。さらに同10分、敵陣やや左でパスを受けた鎌田がドリブルで切れ込み、相手をかわしながら右足を振り抜くと、豪快なミドルシュートを突き刺して逆転に成功した。

 鎌田は2月7日の今大会3回戦ダルムシュタット戦(○4-2)以来、約3か月ぶりのゴール。退団発表時にはSNSを通じて「このシーズンをハッピーエンドで終えられるように一生懸命頑張ります!DFBポカールを勝ち取りましょう!」と綴っていたが、決勝進出に大きく近づく得点となった。

 さらにフランクフルトは後半30分、鎌田のラストパスを受けたコロ・ムアニがGKに倒されてPKを獲得すると、これをコロ・ムアニが決めて3-1。対するシュツットガルトも同38分、FWセール・ギラシとのワンツーからMFエンゾ・ミロがミドルシュートを突き刺し、1点を返した。

 終盤に猛攻を仕掛けたシュツットガルトは後半40分、DFボルナ・ソサが2枚目のイエローカードを受け、退場してしまう。それでも同アディショナルタイム5分、セットプレーの流れで攻め上がっていた伊藤のクロスがDFオーレリオ・ブタの腕に直撃。ハンドの疑いでVARの介入が行われ、主審がオンフィールドレビューを行った。

 このハンドが認められれば、シュツットガルトは起死回生のPKのチャンス。ところが主審は映像確認を終えてノーハンドの判定を下し、そのまま試合はタイムアップ。シュツットガルトの反撃は及ばず、フランクフルトの決勝進出が決まった。

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