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セリエA初制覇も喜び控えめ? ナポリ・スパレッティ監督「ハードワーカーは常にやることがある。勝利を楽しむのに苦労するものだ」

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ルチアーノ・スパレッティ監督

 ナポリは4日のウディネーゼ戦で1-1と引き分けたものの、5試合を残して2位ラツィオと勝ち点16差となったことで優勝が決定。1989-90シーズンにディエゴ・マラドーナ氏率いるナポリが成し遂げて以来のセリエA制覇となった。ルチアーノ・スパレッティ監督は自身初のセリエA優勝。『DAZN』のインタビューで喜びを伝えている。

 前半13分にウディネーゼに先制を許したが、後半7分にFWビクター・オシメンのゴールで同点に追いつく。そのまま試合を終え、1-1のドローとなったが、5試合を残して首位が決定。ディエゴ・マラドーナ氏が所属していた1989-90シーズン以来となる33年ぶり3度目の優勝を味わった。

 優勝決定後、スパレッティ監督は喜びが控えめだと質問されると「私のようなハードワークに慣れた人間は、勝利を十分に味わうことに苦労するものだ。常にやるべきことが多くて、喜びもつかの間だ」と語る。

「パルテノペイ(ナポリサポーター)が笑顔で喜ぶ姿を見ることは、私にとって最大の感動だ。彼らは幸せを伝えてくれる人たちなんだ」

「ここに到達するまでが問題だった。町全体の気持ちを背負っていた。この瞬間を思い出して、人生の難局を乗り切れるようになった人がここにはいる。この人たちには何物にも代えがたい喜びだ」

「彼らに喜びを与えたことで、私はいまリラックスしているのかもしれない。ここのファンたちは偉大な監督が現れて去るところを見てきた。マラドーナのプレーを見てきた人たちにとって、マラドーナの庇護が今回の優勝にも感じられたかもしれない」

 2021-22シーズンからチームを率いたスパレッティ監督は「昨夏にはチームに抗議する者もいた。私はそれが好きではなかった」と明かす。

「リーグ制覇に挑戦しなければならないと言ったとき、周りは文句を言い、私が先走りすぎていると感じていた。しかし私は選手たちの力を最大限に引き出し、それを続けるためのメンタリティを構築したんだ」

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