マンチェスター・ユナイテッドが今夏のFWネイマール獲得に向け、パリSGと交渉を行っているようだ。イギリス『ミラー』が報じている。

　ネイマールは2017年8月にサッカー史上最高額の移籍金でバルセロナからパリSGに加入。当初はチームの絶対的スターだったが、現在はその立場をFWキリアン・ムバッペに奪われている。クラブとしてもムバッペをスポーツ戦略の最前線に据えようとしているため、負傷離脱中のブラジル代表FWが今夏に退団を希望した場合、引き止めるつもりはない模様だ。

　フランス『レキップ』によると、プレミアリーグの複数クラブがネイマールに関心を示し、パリSGと交渉しているとみられる中、ユナイテッドとの話し合いが最も進展しているという。

　プレミアリーグでは、すでにマンチェスター・シティが3連覇を確定させ、ユナイテッドはUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場圏内の4位。同じくネイマールの獲得を狙っていた12位チェルシーはトップ4入りを逃しており、候補からは外れたと伝えられている。

　ユナイテッドのエリック・テン・ハフ監督は、シティとの差を縮めるためにネイマールの存在が役に立つと考えており、ブラジル代表MFカゼミーロも同胞の説得に動いているようだ。

　なお、ネイマールとパリSGの契約が2027年まで残っていることから、ユナイテッドは期限付き移籍での獲得を希望。一方、パリSGは資金回収のため、完全移籍を望んでいるとみられる。

　今後、パリSGのスポーツアドバイザーを務めるルイス・カンポス氏がネイマールの代理人と会い、同選手の将来について話し合う予定だという。

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