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ビニシウスへの差別行為者1人が生涯入場禁止処分へ…1月の侮辱でアトレティコファン3人らも逮捕か

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差別問題が相次ぐスペインサッカー界

 21日のバレンシア戦で人種差別被害を受けたとされているレアル・マドリーのFWビニシウス・ジュニオール。各国の選手やクラブがビニシウスへの連帯を示すなか、差別発言を行ったとされる人物が特定されたようだ。

 バレンシアは試合翌日の22日、公式サイトを通じて「人種差別的なジェスチャーをした1名のファンを警察が特定した」と発表した。クラブは当該ファンに対して生涯のスタジアム入場禁止処分を言い渡す予定だという。

 もっとも、今回の差別事案は1人のファンだけが行ったものではないとされている。SNS上には多くのファンが差別的な発言を繰り返す動画が投稿され、カルロ・アンチェロッティ監督は「スタジアム全体が叫んでいた」とコメントするように集団的な行動とみられる。ラ・リーガは徹底的な調査を行うことを宣言しており、さらなる違反者の特定と適切な処分が求められるだろう。

 またスペイン紙『マルカ』は1月にビニシウスに対して憎悪犯罪を行った疑いとして、4名が逮捕されたことを今月22日に伝えている。この事件はマドリード市内の橋にビニシウスを模した人形が侮辱的な方法で吊るされたもので、リーグ側が検察庁らに報告書を提出していた。

 同メディアは4名のうち3名がアトレティコ・マドリーのサポーター団体「フレンテ・アトレティコ」のメンバーだと報じている。橋には「マドリードはレアルを嫌う」と書かれた横断幕も掲出され、事件はマドリード・ダービーの開催日が近づく状況で発生していた。

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