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堂安フライブルクはCL初出場ならず…最終節で鎌田アシストのフランクフルトに逆転負け

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MF堂安律

[5.27 ブンデスリーガ第34節 フランクフルト 2-1 フライブルク]

 ブンデスリーガは27日、最終節を行い、MF堂安律所属のフライブルクが来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場を逃した。最後はフランクフルトに1-2で逆転負け。来季は今季に続いてUEFAヨーロッパリーグ(EL)に出場する。

 フライブルクは欧州CL圏内4位のウニオン・ベルリンと勝ち点では並んで迎えた最終節。MF鎌田大地とDF長谷部誠が揃って先発する8位フランクフルトのホームに乗り込んだ。フランクフルトは優勝すればEL出場権を得られるDFBポカール決勝を控えるほか、6位浮上ならUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ出場の可能性も残るという中、リーグ最後の一戦に臨んだ。

 史上初の欧州CL出場に向けて勢いよく入ったフライブルクは前半6分、堂安の右CKを起点に攻め込むと、二次攻撃からビッグチャンス。スルーパスに反応した堂安がペナルティエリア右をえぐり込み、ゴール前に折り返しのパスを送り込む。だが、これは長谷部ら守備陣に処理され、得点にはつながらなかった。

 その後はフランクフルトが主導権を握り、鎌田やFWランダル・コロ・ムアニがゴールに迫る場面が多発。それでもフライブルクも前半32分、堂安が積極的なシュートで応戦し、0-0のまま試合を進めていった。

 すると前半44分、フライブルクが先制に成功した。右サイドを堂安が深く攻め込み、マイナスのパスを戻すと、MFロランド・サライが左足でクロスボールを配球。FWルーカス・ヘーラーがオフサイドポジションにいたが、手前でフランクフルトDFルーカス・トゥタが後逸し、ファーに飛び込んだMFビンチェンツォ・グリフォが押し込んだ。

 直後、VARによるチェックのため試合が中断。オフサイドポジションのへーラーはボールに触れていなかったものの、相手の守備陣に影響を与えていたかが争点となった。だが、介入が行われることなくそのままゴールが認定。フライブルクの1点リードでハーフタイムに入った。

 後半も拮抗した展開は続く中、フランクフルトは後半26分、長谷部に代わってFWラファエル・サントス・ボレを投入し、攻撃にリスクをかけていく。すると同38分、右サイドに開いた鎌田のクロスからコロ・ムアニがヘディングシュート。直前にはGKマルク・フレッケンのスーパーセーブに阻まれていたが、今度こそゴールを打ち抜き、同点に追いついた。

 その後はフライブルクがカウンターから前に出る形が続いたが、疲労もあってかなかなか馬力を出せず、堂安のシュートも力なくGKに阻まれるなど、ゴールには至らない。すると後半アディショナルタイム1分、フランクフルトはクロス攻勢からMFエリック・エビンベが決勝点。そのままタイムアップを迎え、勝ち点3を重ねたフランクフルトが7位でフィニッシュした。

 一方のフライブルクは5位でEL出場権が確定。4位のウニオン・ベルリンがCL初出場を決めた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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