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シュツットガルト、ハンブルガーSVとのプレーオフを6-1で制して1部残留決定!! 遠藤、伊藤がフル出場

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シュツットガルトが1部残留

[6.5 ブンデスリーガPO ハンブルガーSV 1-3 シュツットガルト]

 ブンデスリーガ昇降格プレーオフは5日、第2戦が行われ、日本人3選手が所属するシュツットガルト(1部16位)がハンブルガーSV(2部3位)を3-1で破り、2戦合計スコア6-1で来季の1部残留を決めた。MF遠藤航とDF伊藤洋輝が先発フル出場で降格回避に大きく貢献。第1戦ベンチ外のMF原口元気はベンチ入りしたが、出番はなかった。

 ホームでの第1戦を3-0でリードで敵地に乗り込んだシュツットガルトだったが、大量点が必要なハンブルガーSVに立ち上がりから追い込まれた。前半6分、FWジャン・リュック・ドンペに右サイドで剥がされて前進を許すと、左への展開に対応できず、MFソニー・キッテルが強烈なミドルシュート。強烈な弾道を描いたボールがファーポスト脇に突き刺さり、先制点を与えた。

 なんとか流れを断ち切りたいシュツットガルトも前半17分、伊藤のロングキックを起点にゴール前まで押し込み、遠藤がペナルティエリア左に流れてサポートすると、遠藤のクロスに反応したFWセール・ギラシがターンしながらのトリッキーなシュートでゴールに流し込む。だが、そこでVARが介入。伊藤のロングボールの時点でオフサイドがあったと判定され、得点は認められなかった。

 その後はしばらく拮抗した展開が続く中、後半3分、シュツットガルトが同点に追いついた。中盤で五分五分のボールをモノにした遠藤が素早い足の振りで最終ライン裏にスルーパスを送ると、ギラシがフリーで抜け出し、最後は優しいパスにFWエンゾ・ミロが反応。冷静にゴールに流し込み、再び2戦合計で3点リードとした。

 さらにシュツットガルトは後半19分、相手のまさかのミスから勝ち越しに成功した。ハンブルガーSVはDFからのバックパスを受けたGKホイヤー・フェルナンデスがクリアミスを犯し、ボールはミロの足下へ。これを逃さなかったミロが無人のゴールに蹴り込んだ。直後にはゴールを喜ぶシュツットガルトの選手たちにハンブルガーSVの選手たちが怒りをぶつけ、一時小競り合いとなり、両チーム2人ずつにイエローカードが出された。

 その後はシュツットガルトはイエローカードを受けていた選手を次々に交代させるなど、リスクを避けた采配を繰り出し、締まった試合を展開。遠藤と伊藤が随所で危険なエリアをカバーし、失点を阻むと、アディショナルタイム7分にはカウンターから途中出場FWサイラス・カトンパ・ムブンパが決めて試合を仕留めた。シュツットガルトはプレーオフ2連勝で1部残留が決定。この後、遠藤と伊藤は6月のキリンチャレンジカップ2試合に臨む日本代表に合流する。

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