DFセルヒオ・ラモスがFWハリー・ケインに対し、マンチェスター・ユナイテッドではなくレアル・マドリーに移籍するようアドバイスした。イギリス『ミラー』でのコメントを同国『メトロ』が伝えている。

　報道によると、ユナイテッドは今夏の移籍マーケットでケインを補強の目玉としており、エリック・テン・ハフ監督も新たなストライカーの獲得を望んでいるという。

　その一方で、今季をもってエースのFWカリム・ベンゼマが退団するレアルも、ケイン獲りに向けて動き始めていると報じられている。

　トッテナムはケインを海外クラブに売却することを希望しているとも伝えられる中、S・ラモスは同選手が自身の古巣レアルに完璧にフィットするだろうと太鼓判を押した。

「どの選手にもアドバイスしたいのは、レアル・マドリーでプレーする機会を断ってはいけないということだ。勝つための方法を知っている、特別なクラブだよ」

「彼(ケイン)は信じられないほどフィジカルに優れている。プレミアリーグで彼ほど多くのゴールを決め、フィジカルにプレーすることは難しい」

「だけど彼は技術的な面でも優れていて、その点については十分に評価されていないように思う」

「そう、彼は偉大なゴールスコアラーであると同時に、偉大なサッカー選手でもあるんだ」

　ケインがレアルに加入した場合、ベンゼマの後継者として大きな期待を受けるのは間違いない。

「彼(ベンゼマ)はレアル・マドリーで多くの成功に貢献した選手であり、彼の代わりになることはできない。マドリーの歴史の中でも、相当に特別な選手だ」

「だけど、ゴールを決めることができる質の高いFWを獲得しなければならない」

「レアル・マドリーでは、プレッシャーと期待が大きいし、誰もがプレーできるわけではない。だから適切な選手でなければならない」

　レアルで酸いも甘いも噛み分けたS・ラモスは、ケインに加入を勧めつつ、“白い巨人”でプレーする「プレッシャーと期待」に打ち勝たなければならないとも語った。

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