世界最大級の独立系ブランド価値評価機関であるブランド・ファイナンス社は6日、サッカークラブに関するレポート『フットボール50 2023』を公表した。マンチェスター・シティがクラブ史上初めて、最もブランド価値のあるサッカークラブに選出されている。

　ブランド・ファイナンス社はマンチェスター・Cに15億1000万ユーロ(約2250億円)のブランド価値があり、4年連続でトップを記録していたレアル・マドリーの14億6000万ユーロ(約2170億円)を抜いて世界で最もブランド価値のあるサッカークラブになったとしている。プレミアリーグに所属するクラブがトップに輝くのは、2018年のマンチェスター・ユナイテッド以来だ。

　同社のスポーツサービス責任者であるヒューゴ・ヘンズリー氏は「5シーズンで4度のプレミアリーグ優勝など、イングランドサッカー界において圧倒的な強さをこの10年間で発揮している」としつつ、同社が対象とするビッグクラブの中で最大の収益を集めた点も評価された要因と説明。来季のユニフォームは12秒に1枚が売れる勢いと、商業面も好調のようだ。

　またSNS発信の需要が高い点も評価に影響した模様。マンチェスター・Cは今シーズン最もユーチューブで視聴されたヨーロッパのクラブとなった。

　シティ・フットボール・グループのロエル・デ・フリーズ最高執行責任者は「近年のマンチェスター・シティによる驚異的な成長ストーリーを反映している」と喜びを語り、「我々の才能ある選手、マンチェスター市と地域コミュニティ、インフラ整備、ファンの体験など正しいものに投資をし続けたい」とさらなる発展を誓っている。

以下、ブランド・ファイナンス社発表のブランドランキング(カッコ内は昨年の順位)

1位 マンチェスター・シティ(2)
2位 レアル・マドリー(1)
3位 バルセロナ(3)
4位 マンチェスター・ユナイテッド(5)
5位 リバプール(4)
6位 パリSG(7)
7位 バイエルン(6)
8位 アーセナル(10)
9位 トッテナム(8)
10位 チェルシー(9)

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