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中2日連戦も好調続く久保建英、キレキレ突破→先制アシストで国王杯ベスト8に導く!

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MFジョン・アンデル・オラサガスティの初ゴールを祝福するMF久保建英

[1.16 コパ・デル・レイ4回戦 ソシエダ 3-1 ラージョ]

 コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)は16日、4回戦を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダラージョに3-1で勝利した。久保は前半23分、セットプレーの攻め残りから左サイドを切り裂き、FWミケル・オヤルサバルの先制点をアシスト。その後もチームの攻撃を牽引し、4年連続の国王杯ベスト8に導いた。

 ソシエダは13日のラ・リーガ前節ビジャレアル戦(◯1-0)から中2日での過密な連戦。その試合で決勝ゴールを決めていた久保も引き続き右ウイングで先発起用され、今季開幕節で1-2の敗戦を喫したラージョを本拠地アノエタで迎え撃った。

 日程面ではソシエダが中2日、ラージョが中5日と不利なソシエダだったが、立ち上がりから主導権を握る。主に右サイドの久保が攻撃を組み立て、次々にDFアルフォンソ・エスピノを抜き去るドリブル突破でチャンスメイクしていた。

 すると前半23分、先制点も久保から生まれた。久保は左CKを蹴った後、そのまま左サイドで二次攻撃に備えると、MFアンデル・バレネチェアからのスルーパスに高い位置で反応。縦突破を仕掛けたDFイバン・バジウを抜き去り、最後は冷静なグラウンダークロスでオヤルサバルにプレゼントパスを送った。

 これをオヤルサバルが冷静に決め、ソシエダは先制点を奪取。久保にもアシストがつき、UEFAヨーロッパリーグでの2アシストに続いて今季公式戦通算3アシスト目となった。

 その後は久保の突破に対するマークが厳しくなり、上半身のプッシングで倒された場面でも、主審にファウルを取ってもらえない場面が頻発。それでもソシエダは前半アディショナルタイム1分、オヤルサバルのポストプレーから育成組織出身のMFジョン・アンデル・オラサガスティが豪快なミドルシュートを突き刺し、2-0とした。オラサガスティは記念すべきトップチーム初ゴール。久保がすぐに駆け寄って祝福した。

 ところが前半アディショナルタイム6分、ソシエダは自陣ペナルティエリア内で空中戦を競り合った際、落ち際のボールをクリアしようとしたDFイゴール・スベルディアの足がMFオスカル・トレホに接触し、PKを献上。トレホ自ら蹴ったキックにGKアレックス・レミロが触れたものの、そのままネットを揺らされ、2-1でハーフタイムを迎えた。

 後半もソシエダの勢いは止まらず、後半17分にまたも久保のドリブル突破からビッグチャンス。久保がエスピノ、MFオスカル・バレンティンにユニフォームを引っ張られながらも前進し、右に渡すと、走り込んだオヤルサバルがゴール前にクロスを送り込む。これに反応したのはバレネチェア。右足で冷静にネットを揺らした。

 ここで再び2点リードとしたかと思われたが、VARが介入。久保がパスを出した時点でオヤルサバルにオフサイドがあったとされ、ゴールは認められなかった。

 それでもソシエダが駆け引きで上回った。まずは後半32分、右に流れたオヤルサバルがエスピノのファウルを誘い、2枚目のイエローカードで退場に追い込むと、同34分にこのセットプレーから追加点。途中出場MFセルヒオ・ゴメスがゴール前に放り込んだFKに味方は合わせられなかったが、そのままゴール左上隅に吸い込まれ、3-1となった。

 久保は後半44分、FWアリソン・ベッカーに代わって途中交代。ホームのサポーターからはスタンディングオベーションで見送られた。そのまま試合はタイムアップ。ソシエダは4年連続の国王杯ベスト8進出となった。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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