FW大橋祐紀所属のブラックバーン(イングランド2部相当)は13日、ジョン・ユースタス監督が退任したと発表した。ユースタス監督は同日、同じカテゴリのダービー・カウンティの監督就任が発表されており、プレミアリーグ昇格プレーオフ圏内の5位から残留を争う21位への異例の転身となった。

　今季リーグ・ワンから昇格しながらもチャンピオンシップで残留争いを繰り広げるダービー・カウンティは今月7日、2022年9月から率いてきたポール・ウォーン前監督を解任。選手として同クラブで現役引退したユースタス監督に白羽の矢を立て、後任候補として交渉を続けていた。

　一方のブラックバーンにとっては、指揮官を下位チームに引き抜かれるという衝撃的な事態。クラブは同日、声明を発表し、「この重要な時期に退団するという彼の決断には失望している」という立場を示した。

　その一方で「家族の近くに移住し、かつて所属したクラブに戻るというチャンスが彼の選択に大きく影響したことは十分に理解している」と経緯を説明。「残り14試合でプレーオフ進出を狙う絶好のチャンスである今、我々の野望を達成することに集中しなければならない」と前を見据えた。

　ブラックバーンは当面の間、デイビッド・ロウコーチが暫定的に指揮を執るという。

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