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南米で悲劇、21歳選手が試合中の事故で死去…相手GKとの接触で地面強打、頭部動脈が破裂

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 南米サッカーの試合中に悲惨な事故が起きた。フィールドプレーヤーが相手GKと交錯し、2日後に亡くなったという。英『ザ・サン』が伝えた。

 亡くなったのは、南米ペルーのレアル・ティタンというクラブに所属する、21歳のヘラル・ゴンザレス・アルタミラーノさん。今月6日にコパ・ペルーで行われたレアル・ティタンとデフェンソル・ヌエバ・カハマルカの試合中、後半25分に起きた。

 中盤からのロングボールに反応したヘラルさんはそのまま敵陣PA内に進入する。接触した相手GKの体に、ヘラルさんの上半身が引っ掛かり、体勢を崩したまま地面に強打。その場から動くことができなくなった。担架で運ばれ、ピッチに入ってきた救急車に搬送された。

 家族の祈りもむなしく、事故から2日後にヘラルさんは死去。兄エリセオさんによると、ヘラルさんに死因は頭部の動脈が破裂したことによる脳出血だったという。

 ヘラルさんの父ホセさんは事故当時、試合を観戦していた。「最初に衝突を見たとき、別の選手だと思っていた。ヘラルだとはすぐに気づかなかった」。悲しみに暮れながら、そのときを振り返った。

「息子だと気づいたとき、もっと近くにいたいと思ってピッチに出たけど、許可が下りなかった。病院に着くまで息子に会えなかった。そのときはもう危篤状態だった」

 ヘラルさんの葬儀は11日に行われる。ペルーサッカー連盟(FPF)は公式SNSを通じ、「ヘラル・ゴンザレス・アルタミラーノさんの死を残念に思う。ご家族、ご友人、そしてレアル・ティタン・クラブに哀悼の意を表します」と声明を発表した。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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