「たぶん、最後になるのかな…」韓国女子“レジェンド”が日本語で語った本音、4大会連続の女子W杯へ決意
[10.2 アジア大会3位決定戦 韓国女子 1-0 中国女子 エコパ]
自身4度目となる女子ワールドカップへ、韓国女子サッカーのレジェンドが思いを語った。韓国女子代表MFチ・ソヨン(水原FC)は2日、アジア競技大会の3位決定戦で中国に1-0で勝利し、銅メダルを獲得。「まだ決めてはいないけど、(女子W杯は)たぶん、最後になるのかなと思っている」。来年のブラジル大会への思いを口にした。
35歳となった今も背番号10を背負い、韓国をけん引する。3位決定戦の終盤には最前線に抜け出し、GKとの1対1のチャンスも迎えた。「本当に点を取りたかった」。オフサイドだったと振り返り、得点を挙げられなかった悔しさをにじませた。チームは前半4分の先制点を守り抜き、2大会ぶり4度目の銅メダルを手にした。
「本当は決勝まで行って、ゴールドメダルを取るのが目標だったけれど……」。準決勝で日本に敗れ、目指した頂点には届かなかった。それでも最後の一戦で気持ちを合わせた仲間に「みんなで同じ目標、最後の目標を目指したので、本当に選手たちにありがたいし、コーチスタッフにもありがたいです」と感謝した。
日本にもなじみ深い選手だ。INAC神戸レオネッサでプロキャリアをスタートさせ、2011年から13年までの所属でなでしこリーグ3連覇に貢献。14年に移籍したチェルシーでは22年まで在籍し、女子スーパーリーグ(WSL)優勝5回を経験した。日本、イングランドで実績を積み上げてきたベテランは、試合後の取材にもすべて日本語で応じ、自分の言葉で大会の手応えと今後への思いを伝えた。
女子W杯には15年、19年、23年の3大会に出場。今年3月の女子アジア杯でベスト4に入った韓国は、来年の本大会出場権を獲得しており、チ・ソヨンが選ばれれば4大会連続4度目となる。「年齢を考えたら、もう最後だと思う」。まだ決断したわけではないとしながらも、「このメンバーでは最後だと思うし、どこまで行けるかわからないけど、一試合一試合、本当に全力で戦いたい」と語った。
過去3大会とは立場も変わった。「やっぱりベテランで、若い人たちを連れていかなきゃいけない」。自身のプレーだけでなく、次の世代を導く責任も感じている。今大会は「足りなかった部分もたくさんあった」と受け止め、チームとしてボールを守る力、動かす力、判断の速さが必要だと指摘。「強いチームと試合するときは大変になる。来年のW杯を目指して、いろんなところで成長しなきゃいけない」と課題を挙げた。
かつてプレーした日本から、多くの選手が世界へ羽ばたいていることも刺激になっている。「自分が日本に行ったときより、若い選手たちがたくさん世界で活躍している。アジアのチームとしてもいいこと。日本の選手たちが頑張ってくれたら、韓国の選手たちも(刺激を受ける)」。アジアの仲間の挑戦にも目を向けながら、韓国の10番は自身にとって最後になるかもしれない大舞台へ歩みを進める。
(取材・文 石川祐介)
●第20回アジア大会特集
自身4度目となる女子ワールドカップへ、韓国女子サッカーのレジェンドが思いを語った。韓国女子代表MFチ・ソヨン(水原FC)は2日、アジア競技大会の3位決定戦で中国に1-0で勝利し、銅メダルを獲得。「まだ決めてはいないけど、(女子W杯は)たぶん、最後になるのかなと思っている」。来年のブラジル大会への思いを口にした。
35歳となった今も背番号10を背負い、韓国をけん引する。3位決定戦の終盤には最前線に抜け出し、GKとの1対1のチャンスも迎えた。「本当に点を取りたかった」。オフサイドだったと振り返り、得点を挙げられなかった悔しさをにじませた。チームは前半4分の先制点を守り抜き、2大会ぶり4度目の銅メダルを手にした。
「本当は決勝まで行って、ゴールドメダルを取るのが目標だったけれど……」。準決勝で日本に敗れ、目指した頂点には届かなかった。それでも最後の一戦で気持ちを合わせた仲間に「みんなで同じ目標、最後の目標を目指したので、本当に選手たちにありがたいし、コーチスタッフにもありがたいです」と感謝した。
日本にもなじみ深い選手だ。INAC神戸レオネッサでプロキャリアをスタートさせ、2011年から13年までの所属でなでしこリーグ3連覇に貢献。14年に移籍したチェルシーでは22年まで在籍し、女子スーパーリーグ(WSL)優勝5回を経験した。日本、イングランドで実績を積み上げてきたベテランは、試合後の取材にもすべて日本語で応じ、自分の言葉で大会の手応えと今後への思いを伝えた。
女子W杯には15年、19年、23年の3大会に出場。今年3月の女子アジア杯でベスト4に入った韓国は、来年の本大会出場権を獲得しており、チ・ソヨンが選ばれれば4大会連続4度目となる。「年齢を考えたら、もう最後だと思う」。まだ決断したわけではないとしながらも、「このメンバーでは最後だと思うし、どこまで行けるかわからないけど、一試合一試合、本当に全力で戦いたい」と語った。
過去3大会とは立場も変わった。「やっぱりベテランで、若い人たちを連れていかなきゃいけない」。自身のプレーだけでなく、次の世代を導く責任も感じている。今大会は「足りなかった部分もたくさんあった」と受け止め、チームとしてボールを守る力、動かす力、判断の速さが必要だと指摘。「強いチームと試合するときは大変になる。来年のW杯を目指して、いろんなところで成長しなきゃいけない」と課題を挙げた。
かつてプレーした日本から、多くの選手が世界へ羽ばたいていることも刺激になっている。「自分が日本に行ったときより、若い選手たちがたくさん世界で活躍している。アジアのチームとしてもいいこと。日本の選手たちが頑張ってくれたら、韓国の選手たちも(刺激を受ける)」。アジアの仲間の挑戦にも目を向けながら、韓国の10番は自身にとって最後になるかもしれない大舞台へ歩みを進める。
(取材・文 石川祐介)
●第20回アジア大会特集



