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W杯監督インタビュー:メキシコ代表ハビエル・アギーレ

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W杯出場チーム監督インタビューの第15回目は中南米の強国メキシコを率いるハビエル・アギーレ監督。若手を多く招集してグループAを戦う秘策は?

―メキシコ代表はこれまでのW杯では5回連続でグループリーグを突破しています。今回のW杯では、開催国の南アフリカ、欧州の強豪・フランス、南米の強豪・ウルグアイと同じグループに入りました。これまでのようにグループリーグを突破する自信はありますか?
「今回のメキシコ代表は、歴代のメキシコ代表の中でも最も強いチームです。南アフリカ大会では、素晴らしいプレーを見せてくれると信じていますし、これまでにない成績を挙げることも夢ではないと思っています」

―昨年12月、W杯グループリーグの組み合わせの結果が発表された後、監督は笑顔でケープタウン国際展示センターを離れしましたが、メキシコ代表のくじ運は良いと感じたのですか?
「メキシコ代表のくじ運が良かったとは言えませんが、メキシコ代表が必死で奮闘すれば、準々決勝まで進む可能性はあると思います」

―試合日程では、メキシコ代表と開催国の南アフリカ代表がW杯の開幕戦になりましたが、メキシコ代表にとってこれはプレッシャーとなりますか?
「1970年のメキシコW杯から、メキシコ代表は開幕戦を戦っていません。今回、開催国の南アフリカとの開幕戦ができることは非常に嬉しいことです。世界中の半分の人たちがこの試合に注目するでしょう。そう考えるだけで嬉しくなります」

―Aグループの他の3チームについて、どう思われますか?
A:3つの対戦相手国はいずれも非常に強いチームです。南アフリカ代表は開催国です。周知の通り、開催国には『天の時、地の利、人の和』があります。これは他のチームにない強みです。フランス代表とウルグアイ代表は古くからの強豪チームであり、いずれもW杯で優勝した経験を持っています。全ては試合をしてみなければわかりませんが、メキシコ代表は全力で戦い抜きます」

―W杯のために、メキシコ代表は多くの親善試合をこなしてきましたが、成績はあまり芳しくありません。5月初め、W杯への出場を果たせなかったエクアドル代表との試合では、0-0の引き分けに終わっていますが、この試合についてどう思われますか?
「数名の主力選手が出場していないことを考えれば、引き分けという結果には満足しています。これはW杯への準備の第一歩に過ぎません。まだレベルアップする時間はあります」

―今のメキシコ代表は若い選手が中心ですね。カルロス・ベラ、サントス(ジオバニ・ドス・サントスとホナタン・ドス・サントス)兄弟など20歳前後の若い選手にチームの期待が寄せられています。
「私は23名の選手を率いて南アフリカに行きますが、今回の代表には、2005年のU-17W杯優勝したメンバーが多く含まれています」

―若い選手を起用するのがお得意のようですが、選手起用する上での基準などについてお話しいただけますか?
「選手には自信を持ってどのポジションでも素晴らしいプレーをし、試合では勝つために必死に戦ってほしいです。普段のトレーニングで見せるレベルを試合で十分に発揮しもらいたいです。さらにその上で、監督や審判、チームメイトそれにマスコミを尊重するようなプロ意識も備えて欲しいと思います」

(取材・文 馬徳興・傅亜雨?殘・・・・詞・・・洫

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