beacon

日本人初のメキシコ1部MF佐藤穣が母校・前育応援

このエントリーをはてなブックマークに追加

[11.20 全国高校選手権群馬県大会決勝 前橋育英 3-0 桐生一 敷島]

 今夏日本人として初めてメキシコ1部のクラブと契約した元ザスパ草津のMF佐藤穣が、母校・前橋育英の応援に駆けつけた。後輩たちが3-0で快勝し優勝を決めた姿に「うれしいですね」と素直に喜んだ佐藤は試合後、現主将のMF小島秀仁(3年)と談笑。2年前の08年度に全国大会でベスト4へ進出したチームでゲームメーカーを務め、日本高校選抜にも選出された佐藤は、後輩たちのさらなる活躍を期待していた。

 高卒1年目からJ2で22試合に出場しながらわずか1年で草津を退団した佐藤は、メキシコ1部のプエブラFCと4年契約を結び、同時に経験を積むためにラトビアのFBグルベネ2005へレンタルされた。別格の活躍も「経験にはなったけれどラトビアは上の3、4チームを除くとレベルは高くない。あのレベルならば日本人なら誰でも活躍できます」と謙遜した佐藤。今回オフを利用して帰国していたが、2週間ほど休んだあと今後について検討する模様だ。「メキシコに戻るかもしれないし、ラトビアになるかもしれない。今のところまだわからないです」。後輩たちの優勝から勇気を得たMFは新たな戦いへの準備を着実に進める。

[写真]後輩の前橋育英MF小島主将と談笑する佐藤(右)
(取材・文 吉田太郎)

TOP