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前仙台FW2発!大田シチズンが10年ぶりの首位奪取!:韓国Kリーグ第4節

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 韓国Kリーグは2日と3日、第4節を行い、昨年13位の大田シチズンが10年ぶりの首位に立った。前節まで2位の大田は、最下位の江原FCと対戦。ともに決定機を逃していたが、後半33分、大田は右サイドからの折り返しのこぼれ球に走り込んだMFキム・ソンジュンが右足シュートを流し込み、先制する。さらに39分には前ベガルタ仙台のFWパク・ソンホが右足ミドルをたたき込み2-0。ロスタイムにもMFキム・ソンジュンのスルーパスからパク・ソンホが決めて3-0で勝った。大田は勝ち点10で並んだ浦項スティーラーズを得失点でかわし、首位へ浮上した。

 光州FCと対戦した浦項は0-0の後半9分、左CKをファーサイドから飛び込んだ韓国代表DFシン・ヒョンミンが頭で押し込み決勝点。シン・ヒョンミンの2試合連続ゴールにより1-0で勝った浦項は、3試合連続完封勝ちで3連勝とした。

 AFCチャンピオンズリーグ出場組では、FCソウルと全北現代モータースが直接対決。試合は前半20分、FWデヤン・ダムヤノビッチのゴールで先制すると、22分にはMFマウリシオ・モリーナのゴールで加点。全北は後半25分に元韓国代表FWイ・ドングッが追撃ゴールを決めたが、ソウルは後半40分にデヤンがこの日2点目のゴールを決め、3-1で今季初勝利を挙げている。

 水原三星ブルーウィングスが7位から3位へ浮上した。ホームで蔚山現代ホランイと対戦した水原は後半9分、右クロスをPAのFWマルセルが頭で落とすと、2列目から走り込んだMFオ・ジャンウンが左足ダイレクトシュートを決めて先制。蔚山は22分、左クロスから196cmの超大型FWキム・シンウクが同点ヘッドをたたき込む。だが水原は試合終了間際の44分、FWイ・ヒョンジンが獲得したPKを前大宮アルディージャのDFマトが左足で流し込み、2-1で競り勝った。

 昨年2位で今季無敗の済州ユナイテッドFCは同じく無敗の首位・尚州尚武フェニックスと対戦。尚州の韓国代表FWキム・ジョンウに2ゴールを許すなど2度リードを奪われる苦しい展開だったが、後半ロスタイムにFWガン・スイルが同点ゴールを決めて3-3の引き分けに持ち込んだ
 
 その他、昨年のアジア王者、城南一和天馬はFWチョ・ドンゴンとDFホン・チョルの連続ゴールにより、釜山アイパークに2-0で快勝。また慶南FCは2-1で仁川ユナイテッドFCに、大邱FCは全南ドラゴンズを1-0でそれぞれ下している。

第4節の試合結果は以下のとおり(記録はリーグ発表)
光州FC0-1浦項スティーラーズ
[浦]シン・ヒョンミン(54分)
MOM:浦項MFシン・ヒョンミン

済州ユナイテッドFC3-3尚州尚武フェニックス
[済]キム・インホ(24分)、サントス(32分)、ガン・スイル(91分)
[尚]キム・ジョンウ2(2分、39分)、コ・チャウォン(84分)
MOM:済州FWサントス

水原三星ブルーウィングス2-1蔚山現代ホランイ
[水]オ・ジャンウン(54分)、マト(89分)
[蔚]キム・シンウク(67分)
MOM:水原MFオ・ジャンウン

FCソウル3-1全北現代モータース
[ソ]デヤン・ダムヤノビッチ2(20分、85分)、マウリシオ・モリーナ(22分)
[全]イ・ドングッ(70分)
MOM:ソウルFWデヤン・ダムヤノビッチ

大邱FC1-0全南ドラゴンズ
[大]イ・ジナム(89分)
MOM:大邱DFイ・ジナム

慶南FC2-1仁川ユナイテッドFC
[慶]ユン・イルロク(1分)、ルシオ(62分)
[仁]ユ・ビョンス(22分)
MOM:慶南FWルシオ

江原FC0-3大田シチズン
[大]キム・ソンジュン(78分)、パク・ソンホ2(84分、95分)
MOM:大田FWパク・ソンホ

城南一和天馬2-0釜山アイパーク
[城]チョ・ドンゴン(53分)、ホン・チョル(55分)
MOM:城南DFホン・チョル

(文 吉田太郎)
韓国Kリーグ2011特集

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