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[コパ・アメリカ]パト&ネイマール弾でブラジルが首位通過、ベスト8はパラグアイと再戦に

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 アルゼンチンで開催されているコパ・アメリカ2011は13日、グループリーグB組の第3戦ブラジル対エクアドル戦が行われ、ブラジルが4-2の勝利を収め、同組首位通過を果たした。

 ここまで2戦連続ドロー、敗れればグループリーグ敗退という危機に立たされたブラジルは、FWロビーニョが2試合ぶりに先発出場。右SBもダニエウ・アウベスに代えてマイコンが今大会初出場を果たしている。

 試合は前半29分、左サイドのアンドレ・サントスがゴール前にピンポイントのクロスを上げると、FWアレシャンドレ・パトがヘディングで合わせてブラジルが均衡を破った。

 グループリーグ突破には勝利が必要なエクアドルも前半37分、エースFWフェリペ・カイセドがGKジュリオ・セーザルの脇下を抜く強烈なミドルシュートを突き刺して同点に。早くも試合を振り出しに戻した。

 1-1の引き分けで折り返した後半4分、ブラジルが勝ち越しゴールを挙げる。MFラミレスの縦パスを受けたMFパウロ・エンリケ・ガンソがPA内に絶妙なスルーパスを入れると、抜け出したFWネイマールが今大会初ゴールを突き刺し、ブラジルが再びリードを奪った。

 粘るエクアドルは後半14分、ブラジルのクリアボールを拾ったMFクリスティアン・ノボアがPA手前に縦パスを入れると、ボールを受けたカイセドが再びミドルシュートを突き刺し、エクアドルが再度、同点に追いついた。

 しかし、直後にブラジルが勝ち越しゴールを奪う。同点に追いつかれてから2分後、ネイマールの強烈なミドルシュートをエクアドルGKマルセロ・エリサガがファンブル。これをパトが詰めて三度ブラジルがリードを奪った。

 さらに後半27分、ロビーニョとパス交換をしたマイコンが右サイドを突破。中央への折り返しをネイマールがゴール至近距離から合わせ、ブラジルが駄目押し点を挙げて勝利を収めた。

 試合後のインタビューでパトは「これから新しいコパが始まる」と自信を込めてコメント。内容のある勝利に手応えをうかがわせていた。

 なお、B組のもうひと試合、パラグアイ対ベネズエラ戦は壮絶な点の取り合いの末に3-3のドローで終了。この結果、B組首位通過のブラジルは17日に行われる準々決勝で同組3位のパラグアイとの再戦となっている。また、B組2位位通過のベネズエラは準々決勝でC組首位通過のチリと、同日に顔を合わせる。

[写真]この日2ゴールずつを決めたパト(左)とネイマール(右)

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