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日本人初の快挙!!澤が“女子バロンドール”を受賞、佐々木監督も年間最優秀監督に選出

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「FIFAバロンドール2011」の授賞式が9日にスイス・チューリッヒで行われ、2011年の女子最優秀選手に日本女子代表(なでしこジャパン)のMF澤穂希(INAC神戸)が選ばれた。女子最優秀監督賞もなでしこジャパンの佐々木則夫監督が受賞。FIFAの年間最優秀賞受賞は男女を通じて日本人初、さらにはアジア人初の快挙となった。また、FIFA年間フェアプレー賞を日本サッカー協会が受賞した。

 あでやかな振袖姿で授賞式に出席した澤は「このような名誉ある賞をいただき、大変うれしく思います」と壇上でスピーチ。「このような素晴らしい賞をいただけたのも、監督、コーチ、会長、チームメイト、家族、友達、女子サッカーに携わってきたすべての人のおかげだと思います。感謝いたします。この賞を糧に、日々精進していきたいと思います」と、緊張した表情で受賞の喜びを語った。

 佐々木監督は「この賞は、なでしこジャパンの総合力、チーム一丸となった評価だと思います」と、チームとして獲得した賞だと強調。「昨年、日本では東日本大震災において世界の多くのフットボールファミリーから多くのご支援をいただきました。この場を借りて、厚く御礼申し上げます」とスピーチし、「なでしこジャパンもドイツW杯のプレーで、多くの日本の皆さんに感動、元気、勇気を与えることができました。これまで我々なでしこジャパンを支えてくれたすべての関係者の方々、そして私の妻、家族に感謝いたします」と感謝の言葉を述べた。

 男子の部門ではバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシがFIFAバロンドール(年間最優秀選手賞)を受賞した。メッシはミシェル・プラティニ氏(1983~85年)以来、史上2人目の3年連続受賞。ヨハン・クライフ氏(1971、73、74年)、マルコ・ファンバステン氏(1988、89、92年)を含め、史上4人目となる3度目のバロンドール受賞となった。

 年間最優秀監督にはバルセロナのジョゼップ・グアルディオラ監督が選出。最も優れたゴールに贈られるFIFAプスカシュ賞はサントスのブラジル代表FWネイマールが受賞した。

▼FIFA女子年間最優秀選手賞
澤穂希(INAC神戸/日本)

▼FIFA女子年間最優秀監督賞
佐々木則夫(日本女子代表)

▼FIFAバロンドール(FIFA男子年間最優秀選手賞)
リオネル・メッシ(バルセロナ/アルゼンチン)

▼FIFA男子年間最優秀監督賞
ジョゼップ・グアルディオラ(バルセロナ/スペイン)

▼FIFAプスカシュ賞(年間最優秀ゴール賞)
ネイマール(サントス/ブラジル)
※11年7月27日、ブラジル全国選手権第12節、サントスvsフラメンゴ戦の前半26分のゴール

▼FIFA年間フェアプレー賞
日本サッカー協会

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