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中田ヒデ上回るシーズン11得点!!2ゴール1アシストの香川が6発大勝に導く

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 ドルトムントの日本代表MF香川真司が欧州主要1部リーグで日本人史上3人目となる1シーズン2ケタ得点を記録した。ブンデスリーガは25日、第27節3日目を行い、首位ドルトムントは敵地でケルンと対戦。香川の2得点1アシストの活躍などで6-1の大勝をおさめた。これで香川は今季通算11得点。チームも2連勝で連続無敗記録を21試合(17勝4分)に伸ばし、2位バイエルンとの勝ち点差5をキープした。

 前半13分に先制を許したドルトムントだが、首位を快走するチームが慌てることはなかった。前半26分、DFシュメルツァーの右FKにDFピシュチェクが頭で合わせ、あっさりと同点に追いついた。

 1-1で後半に折り返すと、香川の独壇場だった。後半2分、左後方からのFKをMFギュンドガンが中央に横パス。MFブラスチコフスキがゴール前に上げたボールをピシュチェクが頭で折り返し、右サイドから走り込んだ香川が右足ダイレクトボレーでゴールに叩き込んだ。

 バースデーゴールを決めた前節のブレーメン戦(1-0)に続く2戦連発弾が自身の今季リーグ戦10得点目。欧州の主要1部リーグで日本人選手が2ケタ得点を記録したのは98-99シーズンにセリエAで10得点を挙げた中田英寿氏(当時・ペルージャ)、06-07シーズンにブンデスリーガで11得点を記録した高原直泰(当時・フランクフルト)の2人だけで、これが中田氏に並ぶ節目のゴールとなった。

 さらに後半7分、ブラスチコフスキが右サイドを駆け上がり、横に流すと、香川が右足ワンタッチのヒールキックでリターンパス。PA内に進入したブラスチコフスキの折り返しをFWレワンドフスキが右足で流し込み、3-1と突き放した。

 後半33分にはワンツーの形でギュンドガンの4点目をアシストした香川。その2分後、中央でボールを受けると、右サイドのブラスチコフスキに展開し、ピシュチェクの折り返しをゴール前に走り込んだ香川が右足で流し込み、5-1と大量リードを奪った。

 今季11点目を決め、中田氏を抜いて高原と並んで日本人史上最多得点記録となった香川は直後の後半36分に交代。チームはさらに同39分にMFペリシッチがダメ押しゴールを決め、今季最多の1試合6得点でゴールラッシュを締めくくった。


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