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23人入りに自信を見せるF・トーレス「W杯に向けて良い状態にある」

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 2010年W杯王者のスペイン代表は、30日にボリビア代表と親善試合を行う。その試合を戦うスペイン代表メンバー19人の中に選ばれたFWフェルナンド・トーレスは、所属するチェルシーでの不振もあり、かつてのように代表活動のたびに招集される選手ではなくなった。それでも、「スペイン代表で最後の試合を戦ったと思ったことはなかった」と言い、「代表に合流できて、ワクワクしているよ。ここに来れてとても嬉しいし、W杯に向けて良い状態にあると思っている」と、27日の会見で語った。

 欧州CL決勝を戦ったレアル・マドリーアトレティコ・マドリーの選手たちには、休暇が与えられており、今回のスペイン代表メンバーには入っていない。F・トーレスにとっては、ブラジルW杯行きの23人に入るためのアピールチャンスだ。

「しばらく代表から外れると、疑いを抱くと思う。先日、監督が代表メンバーを読み上げたとき、僕は自分の名前がいつ出るかと期待していた。僕の夢は、デビューした頃と変わらない。ここに来ることも、来ないことも、準備ができていた。クラブでは少ししか出場機会が与えられない、奇妙なシーズンを過ごしていたからね。でも、幸運にも僕はここに来ることができたし、最新のリストに残れるように戦うよ」

 スペイン代表のFWでは、アトレティコ・マドリーに所属するFWジエゴ・コスタの選出が、確実視されていた。しかし、ブラジルから帰化したストライカーは、欧州CL決勝で以前から抱えていた負傷を悪化。W杯への出場が不安視されている。負傷したライバルについて、F・トーレスは「選手自身がW杯に向けて、最適なコンディションにあるかを判断しなければいけない」と、コメント。そして「もし、監督がその選手を呼んだなら、それは彼が最善を尽くせるからだ。メディカルの面での疑いはないはずだよ」と、続けた。

 W杯連覇を目指すスペインは、グループBに所属し、オランダ、チリ、オーストラリアと対戦する。30歳になったF・トーレスは、前回W杯決勝でも対戦したオランダとの再戦を心待ちにしているという。

「僕たちは、彼ら(オランダ)との対戦が好きなんだ。オランダ、チリはとても難しい相手だ。オーストラリアも危険なチームだね。サプライズを起こせるチームだ。オランダは、素晴らしいチームだし、彼らはリベンジを狙ってくるだろう。僕たちも前回のW杯のスイス戦のような過ちは繰り返したくない」と、初戦の重要性を語っている。

「僕の場合、選ばれたら3度目のW杯になる。(06年の)ドイツ大会では多くを学び、それを南アフリカで生かせた。僕たちは、楽しまなければいけないし、それができれば結果はついてくるよ」と、大会連覇にも自信を見せた。

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