壮行試合への招待に感謝

　27日に行われた国際親善試合で、日本代表はキプロス代表に1-0の勝利を収めた。キプロス代表のパンボス・フリストドゥルは、試合後の会見で両チームについてコメントを述べた。

　フリストドゥル監督は「新しい経験ができて光栄だった。スポーツマンシップなどの面でもお手本を見ることができた」と今回の試合への招待の感謝を述べた上で、日本代表については次のように評している。

「すごく強いチームで、キプロスよりもすごく良く準備ができていた。日本に来て、日本人の真面目さや働きぶりを見た印象から考えても、日本代表には未来があり、前進していけるチームだと思う」

　ギリシャとの結びつきが強いキプロスとの対戦ということで、ブラジル・ワールドカップで対戦するギリシャを想定した試合となることが期待されたが、必ずしも同タイプのチームではないと主張した。

「文化や哲学などの面では確かに似ている部分もあるが、監督も違うし選手も違う。ギリシャはポルトガル人監督が率いているし、(今回の)キプロスは若い選手が多いので、サッカーの面では必ずしも同じというわけではない」

　数人の主力を欠き、国内リーグの都合からAPOEL所属の選手の起用が制限されるなどの状況の中での試合となったが、若い選手たちにとって良い経験になったとコメント。EURO2016予選のスタートに向けて手応えを得た様子を見せている。

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