千里の道も一歩から

　ブラジル代表のルイス・フェリペ・スコラーリ監督は、12日のワールドカップ(W杯)開幕戦でチームを指揮することを決めた。スコラーリ監督は10日に甥を交通事故で亡くしている。

　開幕2日前に悲劇が襲ったスコラーリ監督だが、初戦のクロアチア戦から代表チームを引っ張ることが決まった。12日、ブラジル代表監督が次のように述べている。

「ときには、難しい状況に対処しなければいけない。ともに進もうとしなければいけないんだ」

スコラーリ監督は、自国開催のW杯に自信を持っている。

「ブラジルの全国民に、我々の時間がきた、と言いたい。我々は一緒に臨みたい。これはW杯なんだ」

「(優勝まで)7つのステップがある。しかし、まずは最初に一歩だ。7段飛ばしはできないね」

　優勝候補筆頭としてW杯を迎える開催国ブラジル。スコラーリ監督のチームは目標に届くだろうか。

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