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[プレビュー]ドイツvsガーナ 前大会3位とベスト8の両軍が再びGLで激突

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[6.21 ブラジルW杯G組 ドイツ(日本時間22日4:00)ガーナ フォルタレザ]

 ドイツ1-0ガーナ(写真)。前回南アフリカ大会グループリーグ第3戦のスコアだ。ガーナは敗れたもののドイツとともに決勝トーナメントに進出、その後、ガーナはベスト8、ドイツは3位に躍進している。その再戦が今大会のグループリーグでも実現した。

 16日にアメリカとの初戦を迎えたガーナ代表(勝ち点0)は、アメリカに先制を許すも後半途中からパスと個人技を織り交ぜたサッカーで圧倒、同点に追いついたものの最終的に突き放され勝ち点を逃した。2失点は、前半開始1分と、同点に追いついた4分後。アフリカのチーム特有の集中力が途切れた時間を上手くつかれてしまった。3大会連続での決勝トーナメント進出を目論むガーナにとって、ドイツ戦で勝ち点3が必須になったのは、大きな誤算だろう。勝利へのカギは、スピードに難があるドイツのDFラインと、FWアサモア・ジャンら前線の選手がどこまでスピード勝負ができるか。また、アメリカ戦で途中出場だったFWケビン・プリンス・ボアテングとMFマイケル・エッシェンが本調子ならば好勝負も期待できそうだが……。

 初戦でG組最大のライバルであるポルトガルを4-0で退けたドイツ代表(勝ち点3)。前半のうちにポルトガルのDFペペが退場になり、多くの時間を1人多い状況で戦うことができ、上々の滑り出しを見せた。1トップで出場したMFトーマス・ミュラーはハットトリックを記録。その活躍はドイツ国民にMFマルコ・ロイス離脱の不安を忘れさせてくれたはずだ。そんな中で気がかりなのは、ポルトガル戦で2点目を決めたDFマッツ・フンメルスが負傷退場したことだ。守備面はもちろん、世界屈指のビルドアップ能力を誇るセンターバックの離脱は攻守において大きな痛手。ガーナ戦での欠場が濃厚だが、幸いにも大会中の復帰が見込まれている。代役はバイエルンでレギュラーを務めるDFジェローム・ボアテングが濃厚だ。

 4年前の対戦では、MFメスト・エジルのゴールが決勝点となりドイツを15大会連続での16強入りへ導いた。ドイツはこの試合に勝てば勝ち点6。翌日行われるアメリカ対ポルトガルで、ポルトガルが引き分け以下に終われば決勝トーナメント進出が決まるため、最終戦(アメリカ戦)を楽に戦うことができる。間違いなく勝ち点3を奪いにくるはずだ。

 別々の代表チームを選択した、ガーナのケビン・プリンス・ボアテング(兄)とドイツのジェローム・ボアテングによる“兄弟対決”も見逃せない。

■FIFAランキング
ドイツ 2位
ガーナ 37位

■対戦成績
ドイツ 1勝

■テレビ中継
NHK

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