[6.20 ブラジルW杯D組 イタリア0-1コスタリカ レシフェ]

　負傷から復帰した偉大なる守護神だったが、いきなり悪夢を味わった。負傷により、14日に行われたイングランドとの初戦を欠場したイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが、満を持して20日のコスタリカ戦で復帰した。

　イタリアと同組のグループDにはイングランド、ウルグアイと歴代W杯優勝チームが組み込まれており、コスタリカは勝ち点をもたらす『シンデレラ』と見られていた。しかし蓋を開けてみると、まずウルグアイが犠牲となり、そしてイタリアもまさかの完封負けを喫してしまった。

『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、前半44分にFWブライアン・ルイスに決勝点を叩き込まれたブッフォンは「僕らは彼らを苦しめて勝つことを望んでいたけど予想外の出来事に遭い、試合が難しくなってしまった。先制した彼らはリードをうまく利用したね」と試合を振り返った。さらに「パニックが起きたか?　それはまったくなかった。ただ前向きに捉えると、引き分けでもあまり状況は変わらなかった。決勝トーナメント進出を(最終戦で対戦する)ウルグアイと争わないといけないからね」と続けた。

　そして、実力が劣ると見られたコスタリカに敗戦を喫したことに関して、「W杯に参加したチームのレベルになれば、『シンデレラ』なんて存在しないよ。だから、この状況はセンセーショナルでもなんでもない」と語っている。

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