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ウルグアイが逆転決勝Tへ!!10人のイタリアを最後に崩す

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[6.24 ブラジルW杯D組 イタリア0-1ウルグアイ ナタル]

 ブラジルW杯は24日、大会13日目を迎えた。D組のウルグアイ代表イタリア代表と対戦して、1-0で勝利。前回大会4位のウルグアイが逆転で決勝トーナメント進出を決めた。イタリアは2大会連続のGL敗退となった。

 三つ巴と言われていたイングランドが早々に離脱。格下とみられたコスタリカがグループ一抜けを決めるなど、予測不能の大波乱が起きている。その中でも本命視されていた2チームが、グループ最終戦で残り1枠をかけた戦いを強いられることに。実力拮抗の両チームによる意地のぶつかり合いに注目が集まった。

 予想通り、均衡状態が続いた。ポゼッションで上回るイタリアがやや優位に進めるが、5バック気味にして対応するウルグアイがしっかり守り、チャンスを与えない。前半12分にはMFアンドレア・ピルロが無回転の直接FKを蹴るが、GKフェルナンド・ムスレラが正面に飛んできたシュートをしっかり弾き出した。

 徐々にペースを掴んでいったウルグアイも前半33分、MFニコラス・ロデイロとのワンツーで抜け出したFWルイス・スアレスがシュート。こぼれ球にロデイロが詰めるが、いずれも前に出たGKジャンルイジ・ブッフォンに阻まれ、先制とはならない。前半終了間際にはスアレスがゴール前にFKを蹴り入れるが、イタリアDFが集中した守りでクリア。均衡状態を保ったまま、試合は勝負の後半に突入した。

 後半開始から両チームが動きを見せる。イタリアは前半に1枚イエローカードを受けていたFWマリオ・バロテッリを下げて、MFマルコ・パローロを投入。対するウルグアイはロデイロを下げてDFマキシミリアーノ・ペレイラを投入。互いの監督の信念が見て取れる交代策でリズムに変化を求めた。

 後半13分、試合が大きな動きを見せる。MFクラウディオ・マルキージオが、MFエヒディオ・アレバロ・リオスからボールを奪う際に、足裏ですねを蹴りつけてしまう。目の前での出来事にマルコ・ロドリゲス主審は迷わず、一発レッドカードを提示。イタリアは残り時間、10人での戦いを強いられることになった。

 勢いづくのはウルグアイ。数的優位になると同時にDFアルバロ・ペレイラを下げて、FWクリスティアン・ストゥアニを投入するなど、GL突破への絶対条件である勝利のために攻猛攻を仕掛けだす。後半21分にはスアレスが決定的なシュートを放つが、ブッフォンのスーパーセーブに阻まれ、ゴールとはならなかった。

 ただイタリアも落ち着いた対応をみせる。しっかり守備ブロックを作って、ウルグアイに形を作らせない。後半30分には足がつったMFマルコ・ベッラッティが交代を余儀なくされ、3枚のカードを使い切るが、高い集中力でゴールにカギをかけていった。

 だがついに試合が動く。後半36分、ウルグアイは右サイドからのCKを獲得すると、中央混戦に3人が飛び込む。その中でDFディエゴ・ゴディンが豪快にヘディングで飛び込むと、ゴールネットに収まり、待望の先制点となった。

 終盤、10人のイタリアもリスクをおかして攻撃を仕掛けるが、ウルグアイも守りを固めて対応。1点差を守り抜き、逆転でD組残り1枠を勝ち取った。


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