[6.25 ブラジルW杯F組 ボスニア・ヘルツェゴビナ(日本時間26日1:00)イラン サルバドル]

　アルゼンチンがいち早く突破を決めたF組。残りひとつの椅子を2位ナイジェリア(勝ち点4)とイラン代表(勝ち点1)が争う。

　前節、アルゼンチン相手に善戦したイランは、3位ながらもグループリーグ突破の可能性を残して最終節を迎える。2位ナイジェリアとの勝ち点差は「3」。ボスニア・ヘルツェゴビナに勝利すること、さらにナイジェリアがアルゼンチンに敗れることが勝ち抜けの絶対条件。その上で得失点差での争いになる。イランにとってはかなり厳しい状況だが、史上初の16強入りを目指す。ポイントは、今大会無得点のチームがいかにゴールを奪えるか。キーマンは1トップのFWレザ・グーチャンネジャードだ。アルゼンチン戦では、スピードに乗ったカウンターでアルゼンチン守備陣をヒヤリとさせた。W杯の舞台でも“堅守”は健在(2戦1失点)。あとは“速攻”でとどめを刺すだけ。オーストラリア、日本が未勝利で大会を去ったいま、アジアサッカー界のためにも勝利を挙げたいところだ。

　F組2位の本命と目されていた初出場のボスニア・ヘルツェゴビナ代表は、2連敗で最終節を待たずに敗退が決定した。アルゼンチン戦(1-2)でもナイジェリア戦(0-1)でも、いいサッカーを展開しながら勝ち点を奪うことができなかった。誤算は欧州予選10試合で30得点を奪った攻撃陣の不振だ。大黒柱のFWエディン・ジェコがここまでノーゴールで、得点はFWベダド・イビセビッチの挙げた1点のみ。最後に意地を見せることができるか。

■FIFAランキング
ボスニア・ヘルツェゴビナ 21位
イラン 43位

■対戦成績
対戦なし

■テレビ中継
日本テレビ系

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