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FIFA、ネイマールを負傷させたスニガへの処分はなし

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 国際サッカー連盟(FIFA)の規律委員会は7日、ブラジル代表FWネイマールを負傷させたコロンビア代表DFファン・スニガに対する処分は科さないことを明らかにした。

 背後からスニガの膝蹴りを受け、腰椎を骨折する重傷を負ったネイマールは回復に40~45日間を要すると診断され、代表チームからの離脱とW杯残り試合の欠場が決まった。スニガのラフプレーに関してブラジルサッカー連盟(CBF)からも調査を求められていたFIFA規律委員会は、スニガへの処分を検討することを発表していた。

 処分なしの根拠としてFIFA規律委員会は、スニガの行為が試合中、主審にファウルと認識されながら(実際にはブラジルのアドバンテージを適用してプレーを流した)、イエローカードやレッドカードが提示されなかったことを挙げている。規律委員会が試合後に処分を変更できるのは、試合中に主審が見逃した乱暴な行為、あるいは主審が間違った選手にレッドカードやイエローカードを示した場合のみで、今回のケースはいずれにも該当しないとしている。

 ウルグアイ代表FWルイス・スアレスの噛み付き行為は、試合中に主審が見逃した前者のケースだったため、試合後、FIFAから9試合の出場停止処分と4か月間のサッカー活動の禁止処分、さらに10万スイスフラン(約1135万円)の罰金処分が下された。


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