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殺人300件の元暗殺者がスアレスに送った“あるメッセージ”

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 バルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスが、300件の殺人などの前科を持つ元暗殺者の男性からメッセージを受け取ったようだ。英『メトロ』が報じている。

 その男性の名はジョン・ジャイロ・ベラスケス氏。かつてコロンビアの犯罪組織メデジン・カルテルで最も恐れられた暗殺者だったというベラスケス氏は、1989年にコロンビアの大統領候補だったルイス・カルロス・ガラン・サルミエント氏の殺人容疑で逮捕された。そのほか300件の殺人、3000件以上の殺人依頼、200個以上の(テロで用いられる)自動車爆弾の指揮など数多くの罪を犯し、刑務所に収監されていた。

 2014年に仮釈放されたベラスケス氏は「自責の念に駆られたポパイ」という名前で『ユーチューブ』上にチャンネルを設立。自身の投稿動画を通し、犯罪に手を染める人々に警鐘を鳴らしている。

 “噛みつき事件”など問題行動の多かったスアレスに対し、ベラスケス氏は何かシンパシーを感じたのだろうか。同氏は6日に行われるロシアW杯南米予選のパラグアイ戦を前に、スアレスらウルグアイ代表の選手に次のようなメッセージを送ったようだ。

「こんにちは。私はジョン・ジャイロ・ベラスケス。ポパイとして知られている暗殺者だ」

「ウルグアイ代表の選手たち、そして王者ルイス・スアレス、エディンソン・カバーニへ心からの敬意を伝えるためにこのメッセージを送っている」

「君たちは私たち国民を代表する者であり、誇りだ」

「コロンビアのメデジンより。素晴らしき戦士である君たちに祝福を」

 思わぬ人物から激励のメッセージを送られたスアレス。自身も出場した1日のW杯南米予選・アルゼンチン戦では0-1の敗戦を喫しているだけに、パラグアイ戦では“ヒットマン”のようにゴールを撃ち抜く活躍が期待される。

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