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代表復帰戦でゴールの34歳FWデフォー「素晴らしい感覚」、ガン闘病中の少年と入場も

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歓声の大きさに驚き耳を抑えていたブラッドリーくん、デフォーに抱きつく

 ロシアW杯欧州予選の第5節が26日に各地で行われた。F組のイングランドはリトアニアに2-0で勝利し、首位の座を守っている。先制点を決めたのは3年ぶりの代表復帰を果たした34歳FWジャーメイン・デフォーだった。

 前半21分、左サイドを突破したMFラヒーム・スターリングの折り返しをゴール正面で受け、右足を振りぬいた。これがゴールネットを揺らし、イングランドは先制に成功した。チームはその後に1点を加え、2-0で勝利。首位を守った。

 代表復帰戦で得点を挙げたデフォーは「イングランド代表に復帰できたことは特別なこと。このチームでプレーできることに素晴らしい感覚を覚えたよ」と感慨深げに語る。英『スカイ』がコメントを伝えた。

「代表に復帰できたのは良いこと。試合に勝てたのも重要だった。戻ってこられた気持ちを言葉に表すのはむずかしいね」

 なお、この日のスタジアムには、サンダーランドファンであり、ガンと闘病中である5歳のブラッドリー・ロウワリーくんも来ていた。選手入場の際にはデフォーとともに歩き、ピッチ上でハグする一幕もあった。

 サンダーランドでの活躍が認められ、代表復帰したFWは「試合が始まる前にもブラッドリーくんと会った。試合中は自分の感情を保つように努めた」と振り返る。

 3年ぶりの代表招集にも関わらず、この上ない結果を残したストライカーだが、まだまだ納得はしていない。「クラブに戻ったら、より高い位置でシーズンを終えるようにしなければならない。それは言うまでもないことだ」と淡々と語り、「集中して、これからのことに向き合っていかなければならない」と先を見据えた。


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