beacon

日本に追い風!サウジがUAEに敗れる、日本は豪州戦●でも最終節△以上で予選突破

このエントリーをはてなブックマークに追加

サウジアラビアは敵地でのUAE戦に1-2で敗れた

[8.29 W杯アジア最終予選 UAE2-1サウジアラビア アルアイン]

 W杯アジア最終予選B組は29日、第9節の1試合を行い、サウジアラビア代表がアウェーでUAE代表と対戦し、1-2で敗れた。日本、サウジアラビア、オーストラリアによる“三つ巴”の争いになっているB組。“ライバル”であるサウジの敗戦でハリルジャパンに追い風が吹いた。

 首位の日本を勝ち点1差で追う2位サウジアラビアと、残り2戦2勝なら3位以内に入る可能性を残す4位UAEの中東対決。勝てば暫定首位に立つサウジアラビアは前半18分、DFヤシル・アルシャハラニのノールックパスを受けたMFナワフ・アルアビドがPA内で倒され、PKを獲得した。

 このPKをナワフが自らゴール右に決め、アウェーのサウジアラビアが前半20分に先制。しかし、そのわずか1分後、自陣左サイドからのアーリークロスにゴール前でFWアリ・マブフートをフリーにしてしまい、同点ゴールを許した。

 両サイドバックが高い位置を取り、UAEを押し込むサウジアラビア。しっかりパスをつないで攻撃の糸口を探るが、UAEの堅い守りをなかなかこじ開けられない。1-1で折り返した後半8分には左CKに合わせたDFオサマ・ハウサウィのヘディングシュートがクロスバーを直撃した。

 すると後半15分、UAEはFWアハメド・ハリルが豪快な右足ミドルを叩き込み、2-1と逆転に成功。追い込まれたサウジアラビアも怒涛の反撃を見せるが、最後まで追いつくことはできず、敵地で痛恨の敗戦を喫した。

 31日にオーストラリア戦(埼玉)、9月5日にサウジアラビア戦(ジッダ)を残す日本は残り2試合のうち1勝が自力突破の条件だったが、サウジアラビアが敗れたことで、たとえオーストラリアに敗れても、サウジアラビアを勝ち点1上回ったまま最終節の直接対決に臨めることになった。

 日本はオーストラリアに勝てば、文句なしにその時点でW杯出場が決まるが、オーストラリアと引き分け、あるいは敗れた場合でも、最終節でサウジアラビアと引き分け以上ならB組2位以内が確定。6大会連続6回目となるW杯出場権を獲得する。

 アジア最終予選は12チームが6チームずつ2組に分かれ、各組2位以内の計4チームがW杯への出場権を獲得。3位チーム同士がプレーオフを行い、その勝者が北中米カリブ海予選4位チームとの大陸間プレーオフで残り1枠を争う。日本は31日にホームでオーストラリアと対戦。最終節は9月5日に行われ、日本は敵地でサウジアラビア、オーストラリアはホームでタイと対戦する。

【B組暫定順位表】
1.日本(17)+9
2.サウジアラビア(16)+6
3.オーストラリア(16)+6
4.UAE(13)-2
5.イラク(5)-3
6.タイ(2)-16

【日程&結果】
※試合時間は日本時間

第9節
8月29日(火)
UAE 2-1 サウジアラビア [アルアイン]

8月31日(木)
日本 19:35 オーストラリア [埼玉]
タイ 21:00 イラク [バンコク]

第10節
9月5日(火)
オーストラリア 19:00 タイ [メルボルン]
イラク 23:00 UAE [アンマン]
サウジアラビア 26:30 日本 [ジッダ]

●ロシアW杯アジア最終予選特集
●ロシアW杯各大陸予選一覧

TOP