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ロシアW杯でのビデオ判定使用は近日発表予定…新たな使用法も検討?

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新たなビデオ技術導入も?

 3月3日にロシアW杯での使用について正式発表されるビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)だが、その最先端テクノロジーの使用者は審判だけではないかもしれない。2月27日、イタリア『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。

 ブンデスリーガ(ドイツ)やセリエA(イタリア)ではすでに導入されているVAR。得点やファウル時の判定など試合結果を左右する場面で適用されるテクノロジーは、誤審を減らすことが期待される一方で、試合の中断が長時間に及ぶなど賛否が飛び交っている。来季のUEFAチャンピオンズリーグでは使用されないと伝えられる中、ロシアW杯については3月3日に正式に発表されるという。

 一方で、審判のためのテクノロジーとして検討される映像技術だが、ロシアW杯では“ビデオ・アシスタント・リプレイ・メディカル”として医療用での使用も検討されている。脳震盪のような、重症にもかかわらず一見して判断が難しい場合にこの技術を使用し、より迅速に対応できるようにしていくという。現場の医師と映像確認の医師で分担し、それぞれで何が起こったかを確認できる流れとなる。

 この技術は、ボディコンタクトが多いラグビーでの使用がモデルになっているという。映像技術の発展は試合内容だけでなく、選手たちの安全面にもより良く活用されていく。

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