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韓国人記者はハリル解任をどう見る?韓国代表の失敗談と2人のキーマン【世界の記者の目】

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 いまだ、波紋が広がり続けるバヒド・ハリルホジッチ前日本代表監督の解任劇。『Goal』ではハリルホジッチ本人の言葉や、2002年の日韓W杯で日本代表を率いたフィリップ・トルシエ氏の見解を独占取材で報じてきた。

 また、各国の『Goal』編集部にも質問を送付して世界のサッカー界でどのように受け止められているのか、調査してきた。これまで、ハリルホジッチ氏が現役時代にプレーして指導者としてもキャリアを過ごしたフランス、現世界王者にしてロシアW杯優勝候補筆頭と目されるドイツなどから回答を得て、その率直な見解を報じてきた。

 そして今回、同じアジアサッカー連盟所属にして、日本の“永遠のライバル”である韓国の記者に回答を依頼。隣国の韓国では、今回の解任劇がどのように受け止められているのか。韓国『Goal』編集部、アレックス・キム記者が答えてくれた。

 キム記者は、W杯2か月前の指揮官交代を「非常に危険」と感じているようだ。韓国が2014年のブラジル大会6か月前に指揮官を交代して本大会へ臨んだ時と似ているとし、戦術的な準備をするにはあまりにも時間が足りないと述べている。

「戦術を準備して落とし込む時間はほほ無いだろう。非常に危険な決断だ。韓国では、2014年のブラジル大会6か月前にホン・ミョンボ監督を招へいし、馴染みのある選手たちで大会に臨んだ。しかし、あまりにも準備期間が短かったため、グループリーグで敗退となった」

 そして、期間があまりにも少ない中で日本代表がロシア大会で結果を残すためには、「選手の経験」がモノを言うことになるとし、キーマンを2人挙げている。

「この状況でW杯で結果を残すために、最も重要なのは選手の経験だろう。経験豊富な本田圭佑や香川真司が、積極的にそれを伝える必要がある」

 日本代表はこの後、5月30日に国内最後のテストマッチでガーナ代表と対戦。その後、ロシアの地で8日にスイス、12日にパラグアイと親善試合を行った後、いよいよW杯本大会に臨む。過去に同じような経験を持つ韓国の記者は、短い準備期間の中では「選手の経験」が何よりも重要と考えているようだが、果たして日本代表はロシアの地で結果を残すことはできるのだろうか。

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