ロシアW杯グループB第1節イラン代表戦で、スコアレスで迎えた終了間際に痛恨のオウンゴールを献上したモロッコ代表FWアジズ・ブハドゥズ(31)は“天国と地獄”を味わったようだ。

　後半アディショナルタイム5分、イランのFKの場面でニアサイドのブハドゥズがダイビングヘッドでクリアにいったが、頭に当たったボールは自陣のゴールに吸い込まれた。決勝点を献上してしまい、試合後はピッチに座り込んでうなだれたブハドゥズだったが、悲劇の直後に妻から妊娠の報告を受けたことが分かった。

　スペイン『マルカ』は「彼のキャリア最悪の日、人生最高の日」と見出しを打ち、このニュースを伝えている。ブハドゥズはシャワーを浴びた後に報道陣に“告白”。「今さっき妻と話をして、赤ちゃんが生まれることが分かった。残念ながらサッカーはこういうものだけど、他に幸せなことがあった」と、妻の妊娠発覚を明かした。

　グループBでスペイン、ポルトガルの2強と同居するモロッコは決勝トーナメント進出の可能性がほとんど消滅したとも言えるが、 「今はポルトガルを破りたい気持ちだ」と次戦に切り替えている。

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