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“ここで決める”男・メッシがまさかのPK失敗

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アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ

[6.16 ロシアW杯グループリーグD組 アルゼンチン1-1アイスランド モスクワ/スパルタク]

 重圧がかかる場面。そういうシチュエーションは今まで何度も経験してきただろう。しかし、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシはPKを決め切ることができず、チームに勝ち点3をもたらすことはできなかった。

 トップ下の位置に入りながらも右サイドに頻繁に顔を出し、さらにポジションを下げるなどポジショニングを巧みに変えてボールを呼び込む。パスを受ければ前を向き、鋭いドリブルを仕掛けて縦への推進力を生み出そうとした。もちろん輝いたシーンもあった。しかし、高い集中力を保つアイスランド守備陣に距離を詰められ、自由を奪われる場面も目立った。

 そして、1-1で迎えた後半30分には、左サイドから自ら送ったクロスに反応してPA内に侵入したMFマクシミリアーノ・メサが相手選手のファウルを誘ってPKを獲得。ペナルティースポットに向かったメッシがキッカーを務めたものの、左足から放ったシュートは横っ飛びしたGKハンネス・ハルドーソンに弾き出されてしまった。

 所属するバルセロナでは、今季もチームの危機を救うゴールを幾度となく奪ってきた。しかし、この日はその後もボールに絡んで攻撃をけん引したが、勝ち越しゴールは生まれず1-1で試合終了を迎えた。代表で初のタイトル獲得を目指すメッシ。果たして、21日の第2節クロアチア戦ではチームに勝利をもたらすゴールを奪うことができるだろうか。

(取材・文 折戸岳彦)

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