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モドリッチのCKは何かが起こる…? タレント軍団クロアチア、ナイジェリアを破ってD組首位に

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初戦を勝利で飾ったクロアチア代表

[6.16 ロシアW杯グループリーグD組 クロアチア2-0ナイジェリア カリーニングラード]

 ロシアW杯3日目は16日、グループリーグD組第1節をカリーニングラードで行い、クロアチア代表ナイジェリア代表が対戦した。セットプレーを起点に2点を奪ったクロアチアが、そのままリードを守り切って2-0で白星スタート。初戦を終えて首位に立った。21日の第2節ではアルゼンチンと対戦する。

 紅白の市松模様で彩られたホームユニフォームに身を包んだクロアチアに対し、爆発的な人気を博したデザインとは異なる深緑のアウェーユニフォームを着用したナイジェリア。全日程で最も遅い日本時間28時キックオフとなったが、お互いの個性がぶつかり合う好対照の展開となった。

 先に決定機を迎えたのはクロアチア。前半14分、MFルカ・モドリッチの縦パスで加速し、FWアンテ・レビッチがカットインから斜めにくさびを入れると、FWマリオ・マンジュキッチのつなぎからFWイバン・ペリシッチがダイレクトで狙った。強力な前線4人が絡み合うシーンとなったが、惜しくもシュートは枠を捉えられなかった。

 一方、ナイジェリアは自由なポジション移動から独特のテンポでボールを回し、細かいスペースの侵攻を試みる。だが、チャンスはこぼれ球での空中戦のみ。攻めあぐねる時間帯が続くと、再びクロアチアがスコアを動かした。前半33分、モドリッチの右CKをレビッチがすらし、マンジュキッチがダイビングヘッドで狙うと、ボールはMFオゲネカロ・エテボに当たってゴールに入った。

 オウンゴールで1点を先制したクロアチアは前半38分、DFデヤン・ロブレンのボールを受けたFWアンドレイ・クラマリッチのシュートは枠外。同45分は、ナイジェリアゴール前の混戦からFWアレックス・イウォビが強烈なシュートを狙ったが、マンジュキッチが倒れ込みながらブロック。前半はクロアチア1点リードのまま終わった。

 後半は互いにリスクを負った攻撃を見せず、停滞する展開が続いた。だが後半25分、クロアチアは再びセットプレーから大チャンスを迎える。左CKをモドリッチが蹴り込むと、PA内で競ろうとしたDFウィリアム・エコングがマンジュキッチに対するホールディングでファウルを犯す。PKのキッカーはモドリッチ。左隅にグラウンダーで落ち着いて決め、リードは2点に広がった。

 一方のナイジェリアはFWアーメド・ムサ、FWケレチ・イヘアナチョなどを投入し、スピードあふれる攻撃陣に望みをかける。だが、組み立ての精度が足りず、なかなか良い形でボールを前に進めることができない。終了間際にはFWビクター・モーゼスらが苦し紛れのシュートを狙うも不発に終わり、大事な初戦で黒星を喫した。22日の第2節では、勝ち点1のアイスランドと対戦する。

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