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躍進する開催国ロシアの戦術を現地記者が解説「昔のモウリーニョに似ている」

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快進撃をみせているロシア代表

 19日に行われたロシアW杯のグループA第2節でロシア代表は、エジプトに3-1で勝利を収めた。2連勝となりグループリーグ突破を決めた開催国の躍進を、現地記者はどのように見ているのだろうか。

 開催国として今大会に出場しているロシアは、参加国の中でFIFAランクが最下位だったこともあり、開幕前までは最弱とも言われていた。しかし、蓋を開けてみると初戦のサウジアラビア戦で5-0と大勝。続くエジプト戦も3-1の完勝。グループリーグ2試合での歴代得点記録に並ぶ活躍を見せている。

 この予想外の躍進が「チームとスタニスラフ・チェルチェソフ監督に対する、多くのジャーナリストやサポーターの評価を一変させた」と、『Goal』ロシア版編集部バシリー・レゲイド記者は解説する。

 そして、今大会のロシア代表のスタイルを「昔のジョゼ・モウリーニョに少し似ている」と評した。

「コンパクトで堅い陣形を後方で保ち、どんなスペースも相手に与えず、中盤へのパスのインターセプトから素早いカウンターアタックを狙っている。このスタイルはとてもよく機能していて、ロシアの持っている才能を最大限に引き出していると言えると思う。最低でもサウジアラビアとエジプト相手に対しては」

 現在のスタイルでは強豪国とは戦えないと懐疑的なサポーターが多いことを明かしつつも、惨敗を予想していたロシア国民を安心させた2勝をレゲイド記者は高く評価している。

「もっと強い相手にはこのチームはいい成績を残すことは難しいと思っている人もいる。それは正しいかもしれない。実際に今回のメンバーは2008年のチームほど優れていないかもしれない。それでもロシア国民に安堵を与えたこれらの勝利こそが大きな成果だ」

 ロシアは25日に、グループリーグ第3節でウルグアイと対戦する。

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