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ベルギーメディアがベスト16で対戦の西野ジャパンを分析「我々を窮地に追い込む可能性がある」

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日本代表と対戦するベルギー代表

 ベルギーメディア『RTBF』は、ロシアW杯のラウンド16で、ベルギー代表と対戦する日本代表の長所・短所について報じた。

 グループリーグで3連勝し、首位で決勝トーナメント進出を決めたベルギー代表。MFエデン・アザールやFWロメル・ルカク、MFケビン・デ・ブライネら強力な攻撃陣を擁する同国代表は、グループHを2位で通過した日本代表と対戦する。

 この一戦を前に『RTBF』は「ベルギーはこの一戦で有利とされているが、FIFAランキング60位の日本との対戦に疑念を抱いている」とし、日本代表のシステムや脅威、弱点、さらに指揮官に至るまで分析した結果を伝えた。

 まず、日本代表のシステムについて言及。「今大会の初戦から指揮官のアキラ・ニシノは4-2-3-1を採用し、このシステムを継続している。コロンビアとセネガルの試合では十分に機能した一方で、敗れたポーランド戦では十分とは言えなかった。また、ハセベ、カガワ、ヨシダ、カワシマと言った経験豊富な選手を重用している」

 そして、切り札となる選手をポジションごとに挙げた。守備陣からはDF吉田麻也が登場し「空中戦に強く、チームの核だ。代表チームのリーダーとしてもその地位を築いている。一対一も恐れることなく、カバーリングも正確だ。攻撃陣の危険になり得る」と分析した。

 中盤では、MF長谷部誠をピックアップして「ブルーサムライの主将はチームの舵を握る存在で、彼の経験はチームにとって不可欠だ。落ち着きや広い視野を持つ彼は、シンジ・カガワをもしのぐ選手だ」と称賛。

 また、DF長友佑都とMF乾貴士の左サイドのコンビも「トマ・ムニエに脅威を与える存在」と警戒を強めた。1トップのFW大迫勇也については「ボールをただペナルティエリア内で待つだけでなく、活発に動く選手だ。空中戦にも自信を持ち、コロンビア戦ではヘディングからゴールを挙げた」と評価。そして「規律と連帯性がチームのカギとなる日本は我々を窮地に追い込む可能性がある」と総評した。

 一方、日本代表の弱みについて「一番の弱点は明らかに守護神のエイジ・カワシマだ。グループリーグでの2失点は彼のミスだ」と酷評。その他に、右サイドの原口元気を“穴”と考えているようで、「ヤニック・カラスコとヤン・フェルトンゲンには大きなトラブルになりそうもない」と伝えている。

 最後に登場したのは日本代表を率いる西野監督。「W杯直前にバヒド・ハリルホジッチと交代した同監督の経験は、1996年のオリンピックと2008年にガンバ大阪を率いてクラブW杯で準決勝に導いただけと限定的。しかし、チームに魂を注ぎ込み、前任者から遠ざけられていたベテランを連れ戻し、ベスト16までやって来た」と短い時間でチームを立て直したその手腕をたたえた。

 注目の日本代表対ベルギー代表の一戦は現地時間7月2日に行われる。

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