beacon

AFCが「W杯の隔年開催案」支持へ…公式発表で“歓迎”

このエントリーをはてなブックマークに追加

 アジアサッカー連盟(AFC)は14日、声明を発表し、国際サッカー連盟(FIFA)主導で進められているワールドカップの隔年開催案に関する議論を歓迎する方針を表明した。一方、欧州サッカー連盟(UEFA)はすでに反対の姿勢を示しており、地域連盟間でも意見が真っ二つに対立している。

 AFCは声明の中で「W杯と女子W杯を現在の4年間隔ではなく、2年ごとに開催することに関する実現可能性を探ることにより、新たな国際カレンダーを最適化する方策を検討するという、FIFAによって開始・主導された広範な協議プロセスを歓迎する」と立場を示した。

 その上で「FIFAが協議的なアプローチで達成しようとしているパートナーシップと包摂性の大原則を称える」と議論プロセスを称賛しつつ、「AFCはすべてのステークホルダーとの連携を重視しており、多様なニーズを把握し、世界中全ての地域にとって潜在的な利益を引き出せるよう、国際試合カレンダーの未来の形成に積極的に取り組んでいきたい」としている。

 W杯の隔年開催案はAFCに加盟するサウジアラビア協会からの提案で議論がスタート。今年5月の第71回FIFA総会で各地域・各国の連盟や協会に通達された。一方、隔年開催の場合は国際的なマッチスケジュールの大幅な見直しが避けられず、UEFAや欧州の加盟国からは反対の声が上がっている。

TOP