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森保Jに2位接近チャンス到来! オーストラリアは首位サウジアラビアとドロー

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0-0のドローに終わった

[11.11 W杯最終予選 オーストラリア0-0サウジアラビア シドニー]

 カタールW杯アジア最終予選は11日、前半戦最終戦のグループリーグ第5節を各地で行い、B組の首位を争うオーストラリアサウジアラビアが0-0で引き分けた。逆転でのW杯出場権を狙う日本にとっては前向きな結果となった。

 試合前の時点では勝ち点12で首位のサウジアラビアを、勝ち点9で2位のオーストラリアが追う展開。各グループ2位以内にワールドカップ出場権が与えられる中、勝ち点6で4位の日本にとっても注目の一戦となった。

 オーストラリアは国内の検疫措置が緩和され、今大会初のホームゲーム。国内組の招集制限もなくなったため、2トップの一角にFWマシュー・レッキーが入るなど、これまでとは異なる顔ぶれが先発に並んだ。対するサウジアラビアは10月シリーズを負傷欠場したMFサレム・アル・ダウサリが復帰した。

 試合会場のウエスタン・シドニー・スタジアムには大雨が降りしきる中、主導権を握ったのはホームのオーストラリア。中盤でもプレーできるM・レッキーとMFアイディン・フルスティッチを2トップに並べ、ボールを保持されながらも高い位置からのプレッシングでサウジ粗美を苦しめた。

 一方、最終予選4連勝中のサウジアラビアも攻守に安定したパフォーマンスを続け、オーストラリアのカウンター攻撃を最終ラインでしっかり阻止。前半は両者とも決定機が少ないまま、0-0でハーフタイムを迎えた。

 後半もオーストラリアの優位は変わらず、両サイドを使った勢いのある攻撃を展開。15分にはM・レッキーとMFジャクソン・アーバインが立て続けに惜しいシュートを放った。劣勢のサウジアラビアは小競り合いを仕掛け、両チームの選手が対立する場面も目立った。

 オーストラリアはさらに後半20分、ゴール正面約25mの位置で直接FKを獲得すると、MFアワー・メイビルの直接FKがGKモハメド・アルヤミを襲い、セーブの跳ね返りからMFマーティン・ボイルが強烈なシュート。だが、これもアルヤミのスーパーセーブに阻まれた。

 その後はサウジアラビアも縦に勢いのある攻撃を見せられるようになり、後半29分にはMFサルマン・アルファラジの左足シュートがGKマシュー・ライアンを強襲。同36分にも右サイドの小気味良い崩しからアルダウサリが狙うも、これもライアンにセーブされた。

 その後もサウジアラビアが攻め続け、次々に決定機を作り出したが、試合は0-0のままタイムアップ。両者ともに勝ち点1を獲得した。

 試合を終えての日本との暫定勝ち点差はサウジアラビアが7で、オーストラリアが4。日本は11日午後9時キックオフ(日本時間)のベトナム戦に勝利すれば、両者との勝ち点差を詰められるチャンスとなった。

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