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イタリアのW杯予選敗退が決定、18年ロシア大会に続いて2大会連続…ポルトガルらが出場王手:欧州予選PO準決勝

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イタリアに再び悪夢

 カタールワールドカップ欧州予選プレーオフは24日に準決勝を開催。北マケドニア代表、ポルトガル代表ウェールズ代表スウェーデン代表が決勝に駒を進めた。EURO2020王者のイタリア代表は、北マケドニアに敗れて予選敗退。2018年ロシア大会に続き、2大会連続の敗退となった。このプレーオフは12チームが3組に分かれ、トーナメント形式で実施。勝者3チームが本大会出場となる。

 プレーオフに進んだ12チームは、スコットランド、ウクライナ、ウェールズ、オーストリア、ロシア、ポーランド、スウェーデン、チェコ、イタリア、北マケドニア、ポルトガル、トルコ。しかし、ロシアはウクライナ侵攻に対して国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)が下した共同制裁により失格処分となり、対戦相手のポーランドが不戦勝となった。また、ウクライナとスコットランドの試合は延期となっている。

 残る4試合、ウェールズ対オーストリア、スウェーデン対チェコ、イタリア対北マケドニア、ポルトガル対トルコが24日に行われた。

 2大会ぶりのW杯を目指すEURO2020王者のイタリアは、北マケドニアとの大一番へ。しかし、前半はスコアレスで折り返す。30本を超えるシュートを放つが、ゴールは決まらない。すると、後半アディショナルタイムにカウンターから痛恨の失点。またしてもW杯出場を逃した。

 FWクリスティアーノ・ロナウド先発のポルトガルはトルコに3-1で勝利。前半15分にMFオタビオ・モンテネイロが波状攻撃からフィニッシュを沈めて先制に成功すると、同42分にはFWディオゴ・ジョタが巧みなヘディングシュートで追加点を挙げた。

 前半を2-0で折り返したポルトガルは、後半20分に失点。その後もPK献上のピンチに陥るもしのぎ切る。終盤にダメ押し弾も決まり、3-1で勝利を決めた。

 ウェールズはオーストリアと対戦し、2-1で勝利した。前半25分、FWガレス・ベイルが鮮やかにFKを決め切り、先制に成功。1-0で前半を折り返すと、後半6分にもベイルが躍動する。左CKをショートコーナーで再開し、ニアサイドに入ったボールをベイルが収める。反転しながら左足シュートを放ち、ゴール右隅に2点目を突き刺した。

 後半19分にはオーストリアに1点を返されるが、ウェールズはそのまま逃げ切る。2-1で決勝進出を決めた。

 スウェーデンとチェコの試合はスコアレスのまま延長戦へ。すると、延長後半5分に均衡を破る。FWロビン・クアイソンがゴールを決め、1-0で接戦を制した。

【プレーオフ】
※12チームが3組に分かれ、トーナメント方式で対戦し、勝者3チームが本大会出場

[準決勝]
(3月24日)
スコットランド 延期 ウクライナ [グラスゴー]
ウェールズ 2-1 オーストリア [カーディフ]

ロシア 中止 ポーランド [モスクワ]
※ロシアの出場停止措置によりポーランドが不戦勝
スウェーデン 1-0(延長) チェコ [ソルナ]

イタリア 0-1 北マケドニア [パレルモ]
ポルトガル 3-1 トルコ [ポルト]

[決勝]
(3月29日)
未定 延期 ウェールズ
ポーランド vs スウェーデン
北マケドニア vs ポルトガル

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