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「願わくば4年後に出場できるように」、代表引退を聞かれたイタリア代表主将キエッリーニは…

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イタリア代表主将のDFジョルジョ・キエッリーニ

 再び絶望を味わってしまった。イタリア代表は2018年ロシアW杯の予選敗退に続き、2大会連続で本大会出場を逃した。主将のDFジョルジョ・キエッリーニが、イタリア『RAIスポーツ』のインタビューに答えている。

 2018年に60年ぶりとなるW杯本大会出場を逃したイタリア。その後、ロベルト・マンチーニ監督のもとでチームは再起に成功する。昨夏にはEURO2020で優勝し、欧州の頂点に立った。

 満を持して臨んだカタールW杯欧州予選だが、グループリーグの最終節で北アイルランドに痛恨のドロー。グループ首位しか本大会出場の切符を得ることができない過酷な戦いで、2位に甘んじたイタリアはプレーオフに回ることになった。

 決勝ではFWクリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガル代表と対戦する可能性もあり、イタリアサッカーファンの頭を悩ませたプレーオフ。しかし、イタリアは準決勝の北マケドニア戦でまさかの敗戦。30本以上のシュートを放ったが、相手の堅守を打ち破れず、後半アディショナルタイムのカウンターに沈み、2大会連続で本大会行きを逃した。

 キエッリーニは「説明は難しい。今回もいい試合ができたと思う。ただ、ゴールを決めることができなかった」と試合を振り返る。「グループリーグでミスを犯し、その代償を支払うことになった。明らかにわれわれは取り乱しているが、それでも再スタートを切らないといけない」と気丈な振る舞いを見せた。

「願わくば、4年後のワールドカップには出場できるように」と語るキエッリーニ。記者から「代表のユニフォームを着るのが最後になるのか」と質問が飛ぶと、静かに口を開いた。

「次(29日親善試合トルコ戦)をプレーして、それから考えるよ。今はまだ、そのことを考える時間ではない」


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