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カタールW杯公式球が発表!! アラビア語で"旅"を意味する「アル・リフラ」

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 30日、アディダスはカタールW杯で使用される公式球「AL RIHLA(アル・リフラ)」を発表した。

 「アル・リフラ」はアラビア語で「旅」を意味し、開催地カタールへの旅、W杯決勝戦までへの道のりを表現している。世界が一つになっていくことを願い、「世界をつなぐ旅が、ここから始まる。」というコンセプトが込められている。

 30日19時よりアディダスオンラインショップ、アプリ、一部直営店で先行発売し、4月14日10時より全国の取扱店で一般発売する。

デザイン・カラー


 カタールの国旗、文化、建築物から着想を得たデザインで、パネルには世界を一体化させるサッカーの価値を表す言葉、「PASSION(情熱)」、「FAIRPLAY(フェアプレー)」、「COLLECTIVE(集団的)」、「TEAMWORK(チームワーク)」、「RESPECT(尊敬)」、「RESPONSIBILITY(責任)」を6つの言語で表現した。表面には、カタールの伝統産業である真珠を連想させるパール調の光沢を施し、多様性に富んだ各国のアイデンティティ、そして現代サッカーのプレースピードを連想させる多彩なカラーリングとグラフィックを採用している。

テクノロジー


①新形状・スピードシェルパネルシェイプ
 アディダス独自の新形状「スピードシェル」を新しく搭載。前回大会で採用された「テルスター」と比較してもパネル数が大幅に増加した。大小2種類の異形状のパネルを20枚使用した組み合わせは空気抵抗を減らし、より良いキックの正確性と飛行安定性を実現する。

②2種類の表皮形状
 突起(エンボス)状と陥没(ディボス)状の表皮形状を採用し、更なるキックの正確性と飛行安定性の向上に加え、よりカーブのかかるボールを実現した。

③サーマルボンディング製法
 熱接合技術により、縫い目の無い表皮構造を可能にした。それにより、どこを蹴っても同一の反発力が生じ、正確なパスやシュートを実現することが可能となった。

サステナビリティ


 新たなパネルを採用したことで、ボールの製造過程における廃棄物を削減。材料の効率化を実現し、より少ない材料でボールを製造可能になった。W杯史上初めて再生可能な水性のインクや接着剤等を使用し製造することで、よりエコフレンドリーなボールになった。

 18年ロシア大会の「テルスター」、14年ブラジル大会の「ブラズーカ」、そしてブレ玉で話題になった10年南ア大会の「ジャブラニ」など、公式球によって様々なドラマも生まれた。より進化した公式球「アル・リフラ」が22年カタール大会でどんなドラマを生み出すのか、開幕が待ち遠しい。

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