beacon

優勝候補ブラジルに死角なし…“逆転突破”の3チームが2位を争う:G組

このエントリーをはてなブックマークに追加

ブラジル、セルビア、スイス、カメルーンが同居するグループG

 11月21日開幕するカタールW杯のグループリーグ組み合わせ抽選会が1日にカタールのドーハで行われ、グループGにはブラジル、セルビア、スイス、カメルーンが入った。

 ロシアW杯のグループEで同居したブラジル、セルビア、スイスの3か国が再び同組となったグループG。前回大会では2勝1分の勝ち点7でブラジルが首位通過、1勝2分の勝ち点5でスイスが2位通過を果たし、1勝2敗のセルビアは3位に終わった。残る1枠がコスタリカからカメルーンに変わるため、単純な比較はできないものの、現在のFIFAランクを踏まえても、FIFAランク1位のブラジルが本命、同14位のスイスが対抗となりそうだ(セルビアが25位。カメルーンが37位)。

 史上最多となる5度の優勝を誇るブラジルが頭一つ抜けた存在となる。難敵ぞろいの南米予選にあって、17戦14勝3分(1試合未消化)、40得点5失点と圧倒的な強さを示して22大会連続での本大会出場を決めた。FWネイマール、MFカゼミーロ、DFチアゴ・シウバ、GKアリソン・ベッカーら各ポジションにワールドクラスの選手をそろえる優勝候補が、グループリーグでつまづく可能性は低いだろう。

 スイスは、予選でイタリアと同組となりながらも、欧州王者を逆転で上回って5大会連続12回目となるW杯行きの切符を手に入れた。イタリアと対戦した2戦を0-0、1-1のドローで切り抜けるなど、予選の成績は5勝3分の無敗で15得点2失点と攻守のバランスも抜群。過去2大会はベスト16で敗退しているだけに、まずは3大会連続での決勝トーナメント進出を決め、“壁”を打ち破りたい。

 ドラガン・ストイコビッチ監督が率いるセルビアも侮れない。予選では最終節でポルトガルとの“直接対決”を2-1で制し、逆転で2大会連続のW杯出場を決めた。FWルカ・ヨビッチやFWドゥシャン・ブラホビッチ、MFフィリップ・コスティッチらタレントは粒ぞろい。前回大会ではブラジルに0-2、スイスに1-2で敗れてグループリーグ敗退となっただけに、雪辱を果たして決勝トーナメントへと駒を進めたい。

 カメルーンは最終予選アルジェリア戦の直前に、同国のレジェンドでもあるリゴベール・ソング監督が就任。ホームでの第1戦を0-1で落としながらも、アウェーでの第2戦を2-1で勝利し、アウェーゴールの差で2大会ぶり8回目の出場を決めた。W杯では「お家騒動」で注目されることが多いため、ソング監督の下、まずは一致団結して大会に臨みたいところだ。

【日程&結果】
第1節
11月24日(木)
スイス 19:00 カメルーン [アルワクラ]
ブラジル 28:00 セルビア [ルサイル]

第2節
11月28日(月)
カメルーン 19:00 セルビア [アルワクラ]
ブラジル 25:00 スイス [ドーハ/974]

第3節
12月2日(金)
カメルーン 28:00 ブラジル [ルサイル]
セルビア 28:00 スイス [ドーハ/974]

●カタールW杯各大会予選一覧
●2022W杯カタール大会特集ページ

TOP