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タレント軍団ベルギー、前回準Vクロアチアが“2強”か…ハリル率いるモロッコ、36年ぶり出場カナダも躍進狙う:F組

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強豪のクロアチア、ベルギーに加え、モロッコ、カナダなど“曲者”揃い

 カタールW杯のグループリーグ組み合わせ抽選会が1日、カタール・ドーハで行われ、グループFにはベルギー、カナダ、モロッコクロアチアが入った。

 前回大会で準優勝のクロアチアと、ベスト4のベルギーが同組となった。

 クロアチアは前回大会で大躍進。MFルカ・モドリッチを中心に、MFイバン・ラキティッチやMFマテオ・コバチッチ、FWイバン・ペリシッチやFWマリオ・マンジュキッチといったタレント陣が勝利への貪欲さを見せつける。PK戦や延長戦を乗り越え、初の決勝進出。フランスに敗れはしたが、準優勝という成績を収めた。

 しかし、その後は主力が代表から退く。EURO2020では決勝トーナメント1回戦でスペインに敗戦した。チームは本大会に向け、布陣変更など模索中。グループリーグで勢いをつけ、前回逃した栄冠を狙う。

 前回大会で日本と接戦を演じたベルギー。勢いのまま32年ぶりベスト4に勝ち進み、過去最高3位フィニッシュとなった。一方で、EURO2020では準々決勝で敗退。FWロメル・ルカクやMFケビン・デブライネ、MFエデン・アザールなど世界トップクラスのタレントを擁しながらも、タイトル奪取には至っていない。ベテランの領域に差し掛かった黄金世代の活躍で、念願の頂点を目指す。

 残る2チームも虎視眈々とグループ突破を見据える。モロッコは2大会連続出場。チームを指揮するのは、日本代表元指揮官のバヒド・ハリルホジッチ監督だ。日本ではW杯出場を決めた後に更迭されたものの、ここまで4大会連続でチームを本大会に導いた手腕は健在。勝負師がクロアチアやベルギーにどう戦うのかにも注目が集まる。

 カナダは9大会ぶりの本大会出場という快挙を達成。北中米カリブ海予選では、アメリカやメキシコといった強豪を抑えて首位通過を決めた。心臓病で予選に参加できなかったDFアルフォンソ・デイビスが復活すれば、ダークホースとしての存在感はさらに高まるだろう。

 F組は、決勝トーナメント1回戦でE組の突破チームと対戦。E組の日本が突破を決めると、ベルギーとのリベンジマッチ、モロッコ率いるハリルホジッチ監督との再会、前回準優勝クロアチアとの対戦など、魅力あるカードの実現の可能性も高い。

【日程&結果】
第1節
11月23日(水)
モロッコ 19:00 クロアチア [アルホール]
ベルギー 28:00 カナダ [アルラーヤン]

第2節
11月27日(日)
ベルギー 22:00 モロッコ [ドーハ/アルトゥママ]
クロアチア 25:00 カナダ [ドーハ/ハリファ]

第3節
12月1日(木)
クロアチア 24:00 ベルギー [アルラーヤン]
カナダ 24:00 モロッコ [ドーハ/アルトゥママ]

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