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開催国カタールは初戦でエクアドルと対戦! 復権を目指すオランダやアフリカ王者セネガルにも注目:A組

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A組はカタール、エクアドル、セネガル、オランダ

 11月21日に開幕するカタールW杯のグループリーグ組み合わせ抽選会が1日にカタールのドーハで行われ、グループAにはカタール、エクアドル、セネガル、オランダが入った。

 開催国カタールは今大会が初出場。バルセロナのユース年代を指導した経験を持つスペイン人のフェリックス・サンチェス監督の下、国を挙げて代表チームの強化を進め、2019年には日本を破ってアジアカップ初制覇を成し遂げた。

 W杯予選を免除される中、昨年秋の国際親善試合でポルトガル、アイルランド、セルビアに大敗し、アゼルバイジャンとも引き分けるなど不安を見せるが、同年のCONCACAFゴールドカップとFIFAアラブカップではいずれもベスト4進出。公式戦で一定の手応えもつかんでいる。過去のホスト国でグループリーグを突破できなかったのは2010年大会の南アフリカのみ。初の大舞台でまずは1勝を手にし、“ノルマ”達成を目指したい。

 そのカタールと開幕戦で激突するのはエクアドルだ。強国がひしめく南米予選をブラジル、アルゼンチン、ウルグアイに次ぐ4位で突破し、2大会ぶり4回目の出場を決めた。W杯での過去最高は2006年大会のベスト16。初戦で開催国に勝利し、勢いに乗れるか。

 セネガルは昨年にアフリカネイションズカップ初優勝を果たし、大陸王者として今大会に臨む。現役時代に母国のキャプテンを務めたアリウ・シセ監督が率いるチームは組織的かつフィジカル的にも優れ、前線にはリバプールで10番を背負うFWサディオ・マネを擁する。2002年の日韓大会では初出場ながらフランス、ウルグアイ、デンマークと同居したグループを突破し、堂々のベスト8入り。当時プレーしていたシセ監督の下、同大会以来の決勝トーナメント進出を狙う。

 このグループの本命と目されるのはオランダだ。FIFAランキングでは4チームの中で最上位となる10位。前回の2018年大会はまさかの欧州予選敗退となったが、2014年大会で自国を3位に導いたルイス・ファン・ハール監督が昨年8月に再任し、今回は予選首位でW杯への切符を獲得した。DFフィルヒル・ファン・ダイク(リバプール)を中心とした守備は堅く、MFジョルジニオ・ワイナルドゥム(パリSG)、MFフレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)、予選得点ランキング首位タイのFWメンフィス・デパイ(バルセロナ)など中盤から前にもタレントを揃える。下馬評通りの実力を示し、復権を印象づけられるか。

【日程】※試合時間は日本時間
第1節
11月21日(月)
セネガル 19:00 オランダ [ドーハ/アルトゥママ]
カタール 25:00 エクアドル [アルホール]

第2節
11月25日(金)
カタール 22:00 セネガル [ドーハ/アルトゥママ]
オランダ 25:00 エクアドル [ドーハ/ハリファ]

第3節
11月29日(火)
オランダ 24:00 カタール [アルホール]
エクアドル 24:00 セネガル [ドーハ/ハリファ]

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