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エクアドルのW杯出場資格を巡るFIFAの調査が終了!チリの主張は棄却も、CASに訴える可能性?

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エクアドル代表のDFバイロン・カスティージョ

 国際サッカー連盟(FIFA)は、無資格選手の起用を巡るエクアドルへの調査を終了したことを発表した。

 カタール・ワールドカップ南米予選で4位に入り、ブラジル大会以来2大会ぶりの本戦出場権を獲得したエクアドル。しかし、以前から同国には疑惑の目が向けられており、チリ戦2試合を含む8試合に出場したDFバイロン・カスティージョに本来出場資格がなかったと報じられていた。

 南米予選で敗退したチリのサッカー連盟は、エクアドルに対する調査を行うようFIFAに訴えかけていた。これを受けて5月、FIFAは出生と国籍に関連する偽造した書類を使用したとされるカスティージョの出場資格に関する調査を始めることを発表した。

 仮に違反が判明すればワールドカップへの出場資格を剥奪される可能性も伝えられていたが、FIFAは10日にこの調査を終了することを発表。声明の中で「すべての関係機関から提出された書類の分析、すべての要素を検討した結果、FIFA規律委員会はエクアドルサッカー連盟に対して開始した手続きを終了することを決めた」と発表した。

 この決定を受け、エクアドルサッカー連盟のフランシスコ・エガス会長は「スポーツの正義が下された。我々は侮辱的と感じ、チリサッカー連盟によるメディアを利用したキャンペーンに圧倒されていたから、この結果をとても喜んでいる」と語った。

 一方、チリサッカー連盟のパブロ・ミラド会長は「我々は0-1で負けているが、まだ後半が残っている。確かな証拠があるにもかかわらずFIFAは驚きの決定を下した」と話し、必要があればスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えると主張している。

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