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エクアドルのW杯出場権剥奪を求め、チリとペルーがスポーツ仲裁裁判所に訴え

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疑惑の目が向けられるエクアドル代表

 チリとペルーのサッカー連盟がエクアドル代表のワールドカップ出場権剥奪を求めてスポーツ仲裁裁判所に訴えを起こした。イギリス『BBC』などが伝えている。

 W杯南米予選を4位で通過し、カタール・ワールドカップ出場権を獲得したエクアドル。しかし、同国に対しては本来出場資格のない選手を予選で起用したと疑惑の目が向けられている。

 先日の日本代表戦にも出場したDFバイロン・カスティージョが本来コロンビア人であるという証拠をチリサッカー連盟が手にすることが以前から判明していた。これを受け、今春から同国連盟は国際サッカー連盟(FIFA)にエクアドルのワールドカップ出場権の剝奪を求める動きに出ていた。

 さらに、カスティージョはエクアドルの1勝1分けだったチリとの2試合に出場しており、FIFAの規則によればチリとエクアドルの試合は無効となり、合計6ポイントが与えられるべきだとチリ側は主張。仮にそうなればチリはペルーとコロンビアを上回って4位となり、ワールドカップ出場権を獲得することになる。

 しかし、FIFAはチリ側の訴えを退け、予選の結果通りにエクアドルがワールドカップに出場することを支持。これを受け、チリサッカー連盟は、FIFAの決定を不服としてスポーツ仲裁裁判所に訴えを起こしたようだ。

 また、予選5位で大陸間プレーオフに敗れて出場権を獲得できなかったペルーサッカー連盟もチリと同様にエクアドルの出場権剥奪、自国の代替出場を求めてスポーツ仲裁裁判所に判断を仰いでいる。

 なお、両国サッカー連盟はスポーツ仲裁裁判所に対して、ワールドカップ開幕日の10日前、11月10日までに最終決定を出すように求めたようだ。

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