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イニエスタがW杯を語る「カタールで欧州王者が不在なんて極めて奇妙。優勝候補は…」

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MFアンドレス・イニエスタ

 ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが、27日付のイタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、2022年カタール・ワールドカップ(W杯)などについて語った。

 2018年から神戸でプレーする38歳のイニエスタ。来月に開幕を迎えるカタールW杯では、1人のファンとして、母国スペインのテレビ局のコメンテーターとして大会を見守ることになる。当然、2010年南アフリカ大会の覇者は、日本やドイツ、コスタリカとE組で対戦するスペインの優勝を願っている。

「スペインに優勝して欲しい。だがいつものように、激しく、冷酷な戦いになるだろう。優勝候補はいつも通りだと思うが、僕はブラジル、フランス、ドイツ、アルゼンチンに加えてオランダあたりになるのではないかと思っている」

 5回の優勝を誇るブラジルに次ぎ、ドイツと並ぶ通算4回の優勝経験があるイタリアは、前回大会に引き続き不在となる。イニエスタは、EURO(ユーロ)2020王者のいないW杯について見解を示した。

「イタリアにとって出場しないことが何を意味するのか、僕にははっきりと分かる。常連である偉大な主役の1チームを失ったW杯は、これまでと同じものにはならないだろう。予選グループリーグでは、エピソードが運命を分けた。その中のいくつかは、まさに試合の終盤に起こり、決定的に、致命的になってしまった。受け入れるのが難しいのは理解できる。それにカタールでヨーロッパ王者の姿が見られないなんて、極めて奇妙だ」

 さらに元スペイン代表MFは、「一緒にプレーしてみたかった選手」を明かしている。

「イタリアの選手なら、対戦したこともあり、リスペクトしている(アンドレア)ピルロや(アレッサンドロ)デル・ピエロ、(フランチェスコ)トッティのことをもちろん考えないわけにはいかない。過去に遡れば、当然、(ディエゴ)マラドーナやペレ、(ヨハン)クライフだよ」

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